赤ちゃんのアレルギー検査はどうやってやるの?何か月からできる?絶対必要なの?

目安時間:約 6分

赤ちゃんがアレルギーかどうか・・気になりますよね。

自分がアレルギー体質だと、遺伝していないかも心配ですよね。

この記事では、赤ちゃんのアレルギー検査について説明していきます。

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赤ちゃんのアレルギー検査はどうやってするの?

先ず、アレルギーについて説明します。

アレルギーとは、簡単に言うと免疫のエラーです。

人体には、ウイルスや細菌などの異物が侵入してきた時に、それらを排除しようとする免疫という仕組みが備わっています。

しかし、この免疫が過剰に反応すると、食べ物や花粉など人体に無害な物質も排除しようと攻撃します。

その結果、湿疹・咳・鼻水などのマイナスの症状を引き起こしてしまうのです。

アレルギーの原因となる物質はアレルゲン又は抗原と呼ばれていて、何のアレルゲンに反応するかは人それぞれです。

それを調べるのが、アレルギー検査です。

【主なアレルゲン】 食物・花粉・ハウスダスト・ダニ

特に食物については、アレルギー体質の消費者の健康危害の発生を防止する為に、パッケージに表示されます。

表示が義務付けられている食物:卵・乳・小麦・落花生・えび・そば・かに

表示が推奨されている食物:いくら・キウイ・クルミ・大豆・カシューナッツ・バナナ・山芋・桃・林檎・鯖・胡麻・鮭・イカ・鶏肉・ゼラチン・豚肉・オレンジ・牛肉・あわび・松茸

赤ちゃんのアレルギー検査は、主に血液検査(血中抗原特異的IgE抗体検査)・プリックテスト・食物除去試験です。

どの様な検査かは、次項で詳しく説明していきます。

赤ちゃんのアレルギー検査は何ヵ月から?

血液検査として行われる血中抗原特異的IgE抗体検査とは、アレルギーに対抗する為に作られるIgE抗体の血中量を調査し、原因となる物質を特定する検査です。

血液検査は数種類あり、保険診療内で出来るのはView39とRASTという方法です。

View39は39項目(食物・花粉・ハウスダスト・動物・昆虫など)、RASTは自由選択の15項目に対して、アレルギーの有無を検査します。

血液検査の結果は症状と一致しない事もあるので、検査結果を踏まえて医師と良く相談する必要があります。

プリックテストとは、主に赤ちゃんの食物アレルギーの診断に有用なテストです。

先ず、アレルゲンの疑いのある物質を腕の内側に1滴垂らします。

次に、針で皮膚を少しだけ傷付けます。

そして、赤く腫れたら陽性と判断されます。

食物除去試験とは、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の原因が母乳に含まれる食物アレルゲンであるかどうかを調べる検査です。

お母さんがアレルゲンの疑いのある食物を1・2週間摂取せず、その状態で赤ちゃんに母乳を飲ませて、赤ちゃんの皮膚の状態が改善されるか確認します。

※必ず、医師の指導の下で行ってください。

プリックテストや食物除去試験は生後いつからでも受けられますが、血中抗原特異的IgE抗体検査は生後6ヶ月未満の赤ちゃんに行っても正確な結果は出ないと言われています。

新生児や乳児にアレルギー反応が出るケースは少ないですが、遺伝やミルクアレルギーなど心配な要因がある場合は、どのタイミングでアレルギー検査を行うか専門医に相談して決めると良いでしょう。

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赤ちゃんのアレルギー検査の必要性は?

前項で書いた様に、新生児や乳児の時のアレルギー検査は正確でない場合があります。

また、アレルギー検査の結果を踏まえて赤ちゃんに食物除去を行う事で、逆に健康被害が起こりやすくなる恐れも指摘されています。

赤ちゃんへのアレルギー検査は発症してからでも遅くないと考えられているので、個人的にはそちらの方が良いと思います。

アレルギー検査を受ける場合は、小児アレルギー科を受診しましょう。

小児アレルギー科が近くに無い場合は、かかりつけの小児科医に相談してみましょう。

簡易的な検査を行ってもらえたり、専門的な検査や治療が必要だと判断された場合は適した科や病院を紹介してもらえたりします。

アレルギー検査の費用は、医師が必要だと判断した場合は保険適用となりますが、自己判断で検査を受ける場合は全額負担になる事もあります。

抗体検査を受ける場合は1項目1100円の2・3割負担なので、検査する項目が増えると高額になる場合もあります。

自治体によっては助成が受けられる場合があるので、事前に確認しておくと良いでしょう。


如何でしたか?

アレルギー検査を受けるかどうかは、家族で話し合って決めてください。

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