土踏まずのアーチが高いとどんなデメリットがある?つりやすいのはハイアーチだから?

目安時間:約 6分

足の土踏まずのアーチの部分が高くなっている状態を、ハイアーチと呼んでいます。

これは、遺伝的な要素もありますが、多くの場合ハイヒールの履き過ぎなど足の形に良くない靴を長時間履く事が原因で起きてしまうと言われています。

また、放置すると、直ぐに歩き疲れたり運動が出来ないなど生活にも支障が出てきます。

では、ハイアーチの時の足や体のトラブルと対処方法を一緒に考えていきましょう。

ぜひ参考にしてください。

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土踏まずのアーチが高いとどんなデメリットがあるの?

土踏まずのトラブルの大きなものが偏平足です。

これは、子供達でも問題になっている運動不足や足の先を使わない靴選びなどが原因となっています。

偏平足を放置すると、歩く時に生じる足の裏のショックが足全体にかかってしまうため、骨折や糖尿病といった大きな病気に繋がりかねません。

では、ハイアーチの場合どんなトラブルが生じる危険があるのかを見ていきましょう。

■疲労骨折

全身を支える足のクッションが高く盛り上がっているため、衝撃が必要以上に強く骨折する可能性が高くなると言われています。

特に、足の裏の筋肉が硬直している場合は、歩行が危険になりますからリスクを伴うと判断した場合では車いすの使用も考慮に入れるようにしましょう。

■タコや魚の目が出来やすい

かかとよりも、つま先や指の付け根に重力がかかってしまうため、タコや魚の目といった皮膚のトラブルを招きやすくなります。

ハイアーチの治療の代表的なものがタコや魚の目の治療から始まると言われています。

■膝の靭帯損傷

特に、長期間ハイアーチで歩き続けると膝の靭帯を傷めてしまう事になりかねません。

膝を痛めると歩行はもちろん座位にも支障が出るため、早めに治療する事が求められます。

土踏まずがつるのはハイアーチだから?

土踏まずがつる時には、さまざまな原因が考えられます。

実は、ハイアーチが原因でつりやすくなる可能性は大いにあります。

それは、足のクッション部分が上手く働かずに、負荷が分散しにくいためです。

ここでは、足がつる他の原因を考えてみましょう。

①骨盤のゆがみ

骨盤の周りには神経や血管などが集まっていて、体のさまざまな機能を司ります。

骨盤が歪んでいると、それらの器官に負担や圧が加わってしまい、時に足がつりやすくなります。

②筋肉疲労

足に合っていない靴や、ヒールの高い靴を履くと足の筋肉が疲労して硬直したり、足がつりやすくなってしまいます。

③冷え

血行不良が原因で足がつりやすくなったり、しびれる事があります。

出来るだけ温めて改善を図り、様子を見ましょう。

④栄養バランスの乱れ

足がつりやすい原因の一つに、ビタミンやミネラル不足があげられています。

出来るだけ栄養を考えて、外食や惣菜弁当を自炊に替えられるかどうかを検討してみましょう。

⑤水分不足

実は水分不足も足がつる原因となりやすい事を知っておきましょう。

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土踏まずのハイアーチはどんな治療があるの?

では、ハイアーチの人では、どのような治療が出来るのでしょうか?

順番に見ていきましょう。

■軽度

最近足が筋肉疲労しているな、と気が付いた段階では土踏まずのハイアーチがそれほどひどくないかもしれません。

その様な軽度では以下のような点に気を付けて改善を目指します。

・かかとの高い靴を履かない

・インソールを使って、足の土踏まずをサポートする

・骨盤や背骨が歪んでいないかどうかをチェックして、靴や歩き方を変える

■中度

足の筋肉疲労が進んで、ハイアーチのサインを見逃したまま足に負担が掛かる靴や歩き方を続けていくと、ハイアーチがさらにひどくなってしまいます。

そうなる前に整形外科の医師の診察を受ける事をおすすめしますが、その治療としては以下のようなものがあります。

・インソールを使った足底の調整やサポート

・アキレス腱のストレッチやリハビリ

・腰痛や膝痛の予防や治療

■重度

改善が見られない場合は、装具の使用や手術も必要になります。

手術は、中足骨切除手術・足底筋や足底腱の調整などの手術に繋がるケースもあります。

出来るだけ、予防や治療に努めて早めに治療を始めましょう。


いかがでしたか?

土踏まずのアーチは高すぎても低くても、足のトラブルに繋がりやすい事を覚えておきましょう。

最近、足がよくつるなとか、そんなに歩いていないのに筋肉痛がひどいな、足がよくしびれるなといった症状が見られたら、それはハイアーチのサインかもしれません。

出来るだけ早めに改善を図って、足を保護しましょう。

お大事にしてくださいね。

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