ばね指の手術後のリハビリや抜糸はどうやるの?痛みはどれぐらい続くの?

目安時間:約 5分

50代以上の女性や、手指を酷使する人に多い「ばね指」という病気があります。

症状がバネがはじける様子に似ていることからつけられたようですが、ひどくなると自力では指が動かせないほどになり、強い痛みも現れます。

手術すると完治まではいきませんが、症状が消えることがほとんど。

でもこれで安心はできないのです。

今回は、ばね指の術後のリハビリや抜糸、過ごし方についてご紹介します。

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ばね指の手術後のリハビリはどんなことをするの?

ばね指の手術は整形外科で行い、特別な異常がなければ15分程度で完了します。

短い時間で日帰りで終わるため、患者への負担も軽く、注射をしても効果が薄い場合などは手術を選ぶ場合が多いと言われています。

日帰りとは言っても、術後すぐから普段の生活に戻れるわけではありません。

その後のリハビリが、完治するかどうかの鍵になっているといっても過言ではないのです。

では、どのようなことをするのでしょうか。

手術の翌日からは、軽く指を動かすような運動に留め、普段の生活でかまいません。

生活するうえで指は必ず使うものですから、縫合した箇所が裂けるような動きをしないように適度に動かしましょう。

要するに術後しばらくは、普段の生活が初歩的なリハビリになるということです。

無理な動きは傷が開く原因になるので、痛みがある場合は安静にしておくのが一番です。

抜糸が終わる頃には、術後1週間か10日は経っているはずです。

その時期に入ったら、お風呂の中などで患部を温めながら指の曲げ伸ばしをします。

決して無理をせず、痛みが出るようなときは中止しながら、3か月は続けてみましょう。

ばね指の手術後の抜糸はどうやってするの?

ばね指の手術では、特別な異常がない限り抜糸を行うまでに、1週間から2週間の間隔をあけます。

その間も消毒のために、通院が必要になる場合もありますので、医師の指示には必ず従ってください。

以前なら、抜糸というと痛みを伴うようなものでしたが、今は医学も発達し痛みも感じないように抜糸できます。

局所麻酔をして数分で終わるのがほとんどですので、心配はありません。

また、病院によっては自然に体内に吸収される糸で縫合するため、医師による経過観察で終わる場合もあるのです。

抜糸が終わればばね指の治療自体は終了となり、以後は経過観察と自宅でのリハビリだけになります。

抜糸するということは、皮膚同士が完全にくっついて糸が不要になったことを意味するので、不要なものを除去するというだけなんです。

一時でも体にあるものを取り除くわけですから、痛みが全くないとはいきませんが、ばね指の症状がある頃の痛みと比較したら比べものになりませんよ。

ここまで来たら完全に完治することのみを考え、これから先のリハビリに集中しましょう。

でもこのリハビリを過度に行うことで、また傷口が裂けてしまうと感染症を引き起こしたりするので抜糸後とはいえ、当分は無理な動きは控えましょう。

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ばね指の手術後の痛みは?

ばね指の手術自体は短時間で終了しますが、術後の痛みは人それぞれですので痛みがないともいえません。

メスを入れたわけですから、多少の痛みは伴います。

抜糸をするまでは痛むというケースが多いようです。

術後、普段の生活をしていても痛みや違和感が残るという場合には一度受診したほうがいいでしょう。

腫れが引かなかったり、痛みがなかなか止まらない時は感染症も疑い早期受診が必要です。

術後の傷は、半年も経過する頃には目立たなくなっているはずですが、こちらも個人差がありもっと早く消えるという方もいます。

ばねのような症状は消えても、患部に痛みが残ることはよくあることですが、リハビリや普段の生活を送ることで次第に軽減されるのです。

あまり神経質になっても体に障りますので、長い目で見ていいのではないかと思いますね。

術後1年経って、傷がなくなるように痛みも消えたという患者もいます。


今では、ばね指の手術を終えると期間を置かずにリハビリや普段の生活ができるのですね。

抜糸も自然と体内で溶けてしまう糸があるとは、医療の世界も進歩しています。

でも簡単な手術とはいえ病気ですから、経過観察は重要です。

痛みや違和感には充分注意し、これからの生活でリハビリもしながら完治を目指しましょう。

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