ばね指の注射は痛いと聞くけど何回打つの?打った後は安静にしたほうがいいの?

目安時間:約 6分

ばね指は指の腱鞘炎で、痛みを伴います。

多くの女性が、ホルモンバランスを崩し発症すると思われていましたが、最近ではスマホやコンピューターで指を酷使する事が原因で、多くの年齢層の人に見られるようになってきたようです。

今回は、ばね指になった時にどのような症状が出て、どのような治療が求められるかを見ていきます。

ばね指の注射や、その後の対応など状況に合わせて見ていきます。

ぜひ参考にしてください。

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ばね指の注射はすごく痛いの?

ばね指の治療は先ずは、安静から始まります。

腱鞘炎になった指を出来るだけ固定して使わないようにする事が必要です。

とは言っても、毎日の生活で指をなるべく使わないようにする事はとても難しいでしょう。

症状が悪化した際には、痛み止めの注射(ステロイド注射)を局部に注射する事があります。

この注射は、経験者は悶絶するという表現が出る痛みだそうですから、これを避けて治す治療方法を求める人も多いようです。

ちなみに、ばね指の他の治療法は以下のようなものがあります。

・保存的治療

指を固定して数ヶ月間安静にする治療です。

効果が見られなければ他の治療方法に変更されます。

・薬物治療

塗り薬や貼り薬、飲み薬を使いながら、痛みを緩和させて様子を見ます。

効果が見られなければ、他の治療に変更されます。

・理学療法

低周波マイクロウェーブなどの機械を使って、痛みを和らげる治療をします。

・手術治療

痛みの元となっている腱鞘を切開して広げる手術で、15分ほどで終了すると言われています。

ばね指の注射は何回まで?

注射は痛くても、効果のほどは高いと言われています。

ここでは、注射の種類と処置の頻度について見ていきましょう。

■ケナコルトーA(副腎皮質ホルモン)

一般名は、トリアムシノロンアセトニド

腱鞘内に直接注射して消炎効果・鎮痛効果を保ちます。

効果は3ヶ月~半年ほどは期待出来ると言われていますが、人によっては効かない場合もあります。

3ヶ月ごとに注射を試みて、最大で3回まで様子を見る事が出来ますが、効果が見られない場合には他の治療方法に変更されます。

ケナコルトー注射は以下のような場合、注意が必要で、副作用が出ます。

・糖尿病、骨粗鬆症、脂肪肝、喘息などの場合、投与に注意が必要。

・下痢、嘔吐、月経異常、浮腫、食欲不振など

■キシロカイン(アドレナリン注射剤・局部麻酔薬)

ケナコルトーAと同様に腱鞘に注射して効果を期待します。

心臓疾患を抱えている場合、強い副作用が出る恐れがあるため十分な注意が必要です。

注射の頻度は、同じく3ヶ月ごとで、最大で3回まで様子を見る事が出来ますが、効果が見られない場合には他の治療方法に変更されます。

また、いずれも妊婦・幼児には使用出来ません。

加えて、高齢者には十分な注意が必要です。

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ばね指の注射の後は安静にしないといけない?

では、注射の後の家での過ごし方を最後に見ていきましょう。

■安静

指を使い過ぎないように、安静にする事が最も大切です。

特に重たいものを持ち上げたり、介護などは出来るだけ控えるようにしましょう。

安静と言っても、寝たままでいなければならない訳ではないので、正しい環境が出来たら無理のないように普段の活動をする事が出来るでしょう。

■入浴

注射の後は様子を見る事が必要かもしれませんが、多くの場合で入浴は炎症がなければ普通に入る事が出来ます。

患部が腫れていれば、冷やす方が良いと言われていますが、腫れがひいたらユックリと温めてあげましょう。

入浴剤を使って血行を良くする事も良いでしょう。

■仕事

仕事に行く事には問題はありませんが、重たいものを持ち上げたり、パソコンで指を酷使する事は避けましょう。

出来れば、少しペースを緩める感じで仕事を出来れば良いですね。

■食事

グルコサミンをサプリメントとして摂る事をおすすめします。

食事では、豚肉・オクラ・山芋・バナナなどが良いかもしれません。


いかがでしたか?

ばね指を放置すると、ついには動かなくなってしまう事を考えると、早めに治療して予防にも努めたいですね。

今回あげた治療方法は、注射がメインでしたが、その人の症状に合わせてさまざまな治療方法がありますから、出来るだけ医師と相談をして最善の方法を探してください。

指が動かなくなるのは生活に支障を来しますから、酷使しないように気を付けてあげてくださいね。

お大事に。

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