物忘れは誰にでもあるものですよね。
だからといって、全てが単なる物忘れという訳ではありません。
あまりにひどい物忘れの場合は、病気の可能性もあります。
詳しく見ていきましょう。
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物忘れは、更年期によく見られる症状の1つと言われています。
原因は、脳のワーキングメモリの機能の低下です。
ワーキングメモリとは作業記憶と呼ばれるもので、予定や目的を遂行する為に記憶を留めたり引き出したりする機能の事です。
これは、脳に良い行動を取る事で比較的簡単に回復させられます。
●有酸素運動
運動をすると、体全体の血流が良くなるので脳に巡る血液量も増えます。
思考や創造性を担う前頭前野や記憶を司る海馬は血液量が特に多い場所なので、血流が低下すると老化が進みやすくなると言われています。
なので、ウォーキングや水泳などの有酸素運動が効果的なのです。
●栄養素を意識した食事
・カフェイン
認知機能の低下を抑える効果があると言われています。
カフェインといえばコーヒーですが、飲み過ぎは毒なので1日1~3杯程度にしておきましょう。
また、過剰な糖分はワーキングメモリの機能を下げてしまうので、砂糖の量に注意しましょう。
・ベリー系のフルーツ
認知機能にプラスに働くとされている抗酸化作用があります。
こちらも食べ過ぎには注意しましょう。
物忘れが日常生活や仕事などに悪影響を及ぼしている場合は病気の疑いがあるので、病院を受診するべきです。
おすすめは物忘れ外来です。
物忘れ外来では、先ず問診をして治療の方針を決めます。
●問診の主な内容
・主訴
病院を受診した切っ掛けとなった症状を尋ねる事です。
・現病歴
主訴の原因になっている病気が、いつ頃から始まりどの様に変化してきたか尋ねる事です。
・既往歴
これから診断する病気との関連を予測する為に、今までに罹った病気を尋ねる事です。
例えばアルツハイマー型認知症の場合は、糖尿病や高血圧症などが発症に関連がある危険因子とされています。
・生活歴
古い記憶の保持や記憶障害があった時期などを確認する為に、出生や教育歴や職歴や婚姻歴などを尋ねる事です。
・家族歴
血縁関係のある家族の、既往歴や治療歴を尋ねる事です。
アルツハイマー型認知症の中には、家系内で多発する家族性ADと呼ばれるものがあります。
これらの問診に、患者本人は正確に答えられない場合が多いです。
なので、初診時は家族や友人などの身近な人が付き添う事が望まれています。
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40代の物忘れの多くは、加齢によるものと認知症によるものです。
●加齢による物忘れの特徴
・忘れた事を自覚している
・体験した事の一部だけを忘れている
・ヒントや切っ掛けがあれば思い出せる
・日常生活に支障が出ていない
・判断力が低下していない
●認知症による物忘れの特徴
・忘れた事を自覚していない
・体験したという事を忘れている
・ヒントや切っ掛けがあっても思い出せていない
・日常生活に支障が出ている
・判断力が低下している
上記を具体的に説明すると、約束の時間や物を仕舞った場所を忘れてしまうなどが単なる物忘れで、約束した事や物を仕舞った事を忘れてしまうのが認知症という事です。
認知症の場合は覚えるという機能に問題があるだけで再生する事は可能な為なので、昔の事をよく思い出すという特徴もあります。
なので、ついさっき体験した事は忘れてしまい、何度も同じ事を聞いたりする様になります。
食事や外出などのエピソード記憶は、特に障害が起きやすいと言われています。
如何でしたか?
ある程度の物忘れは仕方ない事ですが、なんでもかんでも「単なる物忘れ!」と決め付けない様にしましょう。
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