物忘れが気になった時に病院に行くなら何科?検査方法や費用はどれぐらい?

目安時間:約 6分

最近ご自身やご家族の方で物忘れがひどくなってきて気になる場合、どういった病院へ行けばいいのでしょうか?

何科で診察してもらえるのか、診察するにあたってどんな検査をするのか、それに対する費用はいくらかかるのか・・・疑問に思うことはたくさんありますね。

今回は、物忘れが気になるときの行くべき診療科や検査方法、その費用についてお伝えしたいと思います。

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物忘れが気になったら病院の何科に行けばいい?

物忘れがひどいなと感じるとき、皆さんが思い当たる病気として「認知症」が多いかと思います。

「物忘れ」や「認知症」は立派な病気で、医師の診断をもとに治療を進めていくことが大切だと言われています。

医師に診察してもらうことで、今後生活していく上で気を付けていく点や、どんな薬を飲んでいくか等が明確になります。

その医師による診断についてですが、どの診療科に行けば診てもらえるのでしょうか?

基本的には、神経内科や脳神経外科、精神科、心療内科が中心となるでしょう。

特に物忘れや認知症を専門としている医師がいる場合、「物忘れ外来」「認知症外来」「老年内科」などの専門科目を設けている病院もあります。

近隣にそのような診療科がない場合は、かかりつけの先生に相談してみるのもいいと思います。

そこから別の病院へ紹介してもらえるケースもあるので、一人で抱え込まずに相談してみてくださいね。

また、地域の保健所や役所の高齢者相談窓口を利用してもいいと思います。

こちらでは診察や治療はできませんが、どういった病院へ行けばいいのかや困ったときの地域のサポートなどについて教えてくれます。

まず、物忘れが気になったときは、近くにいるご家族の方やかかりつけ医の先生など、相談できる人にお話してみてください。

それが治療の第一歩だと思います^^

物忘れがひどい時の検査方法は?

物忘れがひどくなってきて、病院に行った方がいいことはわかったけど、病院でどういった検査をされるのか、どうやって物忘れや認知症の判断がされるのか、知っておきたいですよね。

物忘れ外来で行われる検査には、尿検査や血液検査、画像検査、生理学検査、神経心理学検査の5つの検査で判断されることがほとんどです。

尿検査や血液検査では、生活習慣病や甲状腺に異常がないかを調べ、それが物忘れにつながっていないかをみます。

画像検査では、頭の先から足の先までの全身をCTやMRIで確認します。

この画像検査によって、腫瘍の有無や血管の異常をみます。

生理学検査では、脳波を確認します。

これによって、物忘れの原因をより細かく調べます。

神経心理学的検査では、長谷川式認知症スケールなど、口頭での質問に答えるテストや、図形・文字・絵を書いたり簡単な運動したりして、記憶力や知的機能、認知機能を確認していきます。

これらの検査や問診をもとに認知症の判断がなされます。

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物忘れの検査の費用はどれぐらい?

物忘れでの検査内容についてお話しましたが、それぞれどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

まず、皆さん気になるのは保険適用されるかどうかではないでしょうか?

認知症の診断には特殊な検査が必要で、特殊な検査と言われると保険適用されずに治療費が高額なケースもあるのでは・・・と不安に思われる方が多いのが現状だと思います。

先ほど紹介した基本的な検査方法については、保険適用が認められておりますので、皆さんご安心くださいね。

ただ、さらに特殊な検査・・・例えば遺伝子検査などで認知症かどうかを判断するといった場合、遺伝子検査の内容によっては、保険適用外であることもあります。

専門の先生と十分相談の上、検査を進めていくことをおすすめいたします。

さて、基本的な検査の費用・・・医師の診察、血液診断、画像診断、認知機能テストを含めての費用ですが、およそ数千円~2万5千円になります。

結構かかるなぁ・・・と思うのが本音ですよね。

ただ、その病院へはじめていった場合は初診料、紹介状の有無、そして個人個人によって治療法が違うので処方される薬物、また通院回数も変わってくることから、数千円~2万5千円と紹介させていただきました。

目安ではありますが、3割負担の方でも問診と画像検査で7,000~12,000円、そこに血液検査も加えると12,000~20,000円くらいになると思うので、参考にしていただければ幸いです。

もちろん、病院へ問い合わせして前もって費用を確認しておくのもいいと思います。


物忘れに対する診療科や検査方法、その費用についてお話しました。

ご自身、もしくはご家族の物忘れ、不安に感じることがたくさんあると思いますが、専門の医師に診てもらうことが大切です。

周りのサポートも必要となってくるので、一人で受診せず、ご家族でどなたかに付き添っていただけるとさらにいいと思います。

物忘れというと、病気でなくたまたまだとか、自分の性格だからとかで、受診されないことも多いでしょう。

ただ、ひどくなってきたときやそれが本当に認知症だったとき、早めの治療が重要となってきます。

簡単に捉えすぎず、そしてあまり悩みすぎず、かかりつけの先生や地域の窓口で一度相談することから始めてみてくださいね。

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