突発性発疹 喉

子供の突発性発疹は突然の高熱や湿疹などお母さんはビックリしてしまうかもしれません。

高熱が出たものの湿疹や症状が他の場所に出て病名が不明である場合、どのような事をチェックする事が出来るのでしょうか?

また、子供の突発性発疹は大人にも移ってしまうのでしょうか?

今回は、症状と、突発性発疹によく似た病気を検証していきます。

自宅で出来るケアの仕方なども併せて見ていきましょう。

突発性発疹で喉の腫れもおきるの？

突発性発疹の特徴的な症状は以下のようなものがあります。

①年齢

生後6か月～1歳までの赤ちゃんが主にかかり、3歳ごろまでにはほぼすべての人に抗体が出来ると言われています。

しかし、大人であっても免疫力が低下している時など、子供から感染する確率もまれにありますから、看護には十分に気を付けなければなりません。

②症状

・38～39℃の高熱が2～3日続く

・高熱が治まったころに全身に発疹が広がる

・熱に伴ってけいれんが出る場合がある

・下痢が続く場合がある

・機嫌が悪い

突発性発疹で喉が腫れたり、咳が出る事はあまり観測されません。

それでも、もともと気管支が弱い場合やアレルギーで喉を傷めやすい場合があるかもしれません。

喉が腫れている場合や、赤くなっている事が分かった場合には他の病気を併発して否かどうかを確かめましょう。

・発熱が3日以上続いている?

・発疹も見られない？

・咳が出るあたは呼吸が苦しそう?

以上のような場合には風邪や気管支炎など、他の病気かもしれません。

突発性発疹で喉が腫れ鼻水が出ることもあるの？

突発性発疹で喉が腫れたり、鼻水が出たりする事も稀にあります。

これは、いくつもあるウィルスの種類で症状が異なる事からも理解出来ます。

上記のような主な症状と子供さんの症状を比較して医師に相談する事が出来るでしょう。

さらに、突発性発疹であると思っていても症状によっては違う病気であると気が付く場合があります。

■はしか

高熱や発疹が出るという症状は同じですが、発疹が出た後にも発熱が続くという違いがあります。

また、はしかは結膜炎や口内炎などの症状を伴います。

■風疹

高熱や発疹が出る意外に、喉の腫れやリンパ腺の腫れなどが見られます。

風疹は伝染病ですから、保育園は休みましょう。

■水ぼうそう

発熱や発疹が出ますが、水ぶくれが出る事が特徴的です。

水ぼうそうのウィルスは大人にも感染し、多くの場合重症化しますから様子を見て十分に注意しましょう。

■風邪

鼻水や咳などの症状と併せて、発熱・湿疹を伴う事もあります。

突発性発疹と同じような症状が出るため、医師の診断以外で見分ける事は難しいかもしれません。

突発性発疹と風邪って併発することもあるの？

突発性発疹が風邪に進展する事はまれかもしれませんが、風邪で免疫力が下がっているところに突発性発疹のウィルスが体内に入る事は十分に考えられます。

風邪の症状だと思っていたら、体中に湿疹が出始めたなどの症状に驚くかもしれません。

自宅での看護は医師の指導の下で以下のような点に気を付けてあげましょう。

①水分補給

高熱によって体内の水分がたくさん奪われています。

スポーツドリンクなど、栄養価の高い水分を補ってあげましょう。

②解熱剤の使用

熱を出す事で悪いウィルスと闘っている場合があります。

むやみに解熱剤を使用しないようにして、使用は医師の指示を仰ぎましょう。

③入浴

突発性発疹の場合、熱が下がったら入浴は可能ですが、状態を見て出来れば体を拭いてあげたり着替えてあげるくらいで良い場合もあります。

④合併症

脳炎・肝炎・突発性血小板減少性紫斑病などが重篤な合併症としてまれに出ます。

症状の観察を怠らないようにして、異変に直ぐ気が付けるようにしましょう。

---

子供の病気であると言われていても、免疫力が落ちている時に大人でもかかる事があるようです。

また、発熱または発疹が出るものの主な症状が出ない場合もあるかもしれません。

体調や体の異変に気が付いたら、先ずはゆっくりと休んで様子を見ましょう。

特に、赤ちゃんの経口感染で他の人に感染しないように気を付けましょう。

お大事にしてくださいね！