水いぼの取り方の方法で木酢を使った治療は効果があるの?経過はどうなっていくの?-

目安時間:約 8分

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)、いわゆる「水いぼ」ですが、お子さんに多いウィルス感染性のいぼです。

水いぼは胸や脇の下、肘や膝にできやすく、表面はツルツルで、中身が透けて見えるのが特徴的です。

自然治癒でも治りますが時間がかかるため、早く治してプールなどに入れてあげたいと思いますよね。

水いぼを取るのは一番早いですが、一体どのようにして除去すればいいのでしょうか。

今回は、水いぼの取り方についてお話しましょう。

スポンサーリンク

水いぼの取り方でピンセット以外にどうやって取る?

それでは早速水いぼの取り方をご紹介しましょう!

まずは医療機関での対応について。

①硝酸銀を使う

水いぼが身体の広範囲に発生しており、かつ、水いぼが小さいときに有効だと言われている方法です。

大きな水いぼにはあまり効果がないと言われていますよ。

硝酸銀は、タンパク質を分解してウィルスの活動を弱める薬で、綿棒を使って患部に塗ります。

チクチクとした感覚があることもあるようですがほとんど痛みはなく、かゆみが出るのが特徴です。

このとき、掻き毟ってしまわないよう注意が必要です。

10分ほど経過するとかゆみも消失し、水いぼの色が黒く変色します。

その後14日ほど経過すると、自然と水いぼが取れます。

はじめのうちは色素沈着で患部が茶色くなってしまいますが、数ヶ月経つと治ります。

②液体窒素を使う

こちらも硝酸銀のときと同様の条件で、小さい水いぼが広範囲にわたって発生しているときに有効であるとされています。

液体窒素を患部に塗り急激に冷やして低温やけどを起こすことで、水いぼ周辺の組織を壊死させる方法です。

液体窒素を使う方法だと、何回か塗布しに病院へ通わなければいけないため、費用と時間を要するといった点でデメリットに思う方もいるかもしれませんね。

また、痛みも伴うため、お子さんも嫌がってしまうかもしれませんね。

③ピンセットを使う

水いぼが少ないときに有効だと言われており、ピンセットを使って、水いぼの中のウィルス、私たちが見ると白い塊のようなものですが、これを絞り出します。

意外と痕も残らず、簡単な方法ですが、痛みと出血を伴います。

激しい痛みを伴うため、麻酔を使う医療機関もあるようです。

麻酔の危険性にも目を配らないといけませんね。

また、この方法では自宅でもすることができ、自宅ではピンセットの先端が丸く輪になったものを用います。

ピンセットで除去する前後はしっかりと消毒することが重要です。

以上3つの方法のどれかで病院にて治療することになるでしょう。

加えて、自宅でもできることもありますよ。

先程紹介したように、ピンセットで除去する方法や、イソジンなどの消毒液を塗布する方法、漢方のヨクイニンもしくはハトムギ茶を飲む方法も水いぼに有効であると言われています。

除去せずに自然治癒で治すといった親御さんもいらっしゃるようです。

時間はかかりますが、掻き毟ってしまわないように注意しつつ、ヨクイニンやハトムギ茶も併用して治療にあたると良いとされていますよ。

さて、水いぼの除去方法について一通りお話しましたが、他に自宅でできる方法はないのでしょうか。

水いぼの治療で木酢は効果がある?どうやって使うの?

前項で紹介した他に、何か方法はないのでしょうか。

実は、木酢液が有効であると言われています。

木酢液とは、木材を炭焼きにしたときの蒸気の中に含まれるエキスを冷却し液体に変換したもので、強い殺菌効果が期待されている酢酸やアルコールが含まれています。

普段は虫よけや土壌改良など園芸に関することで用いられることが多いようですが、ここ近年では入浴剤や化粧水などスキンケアに関して用いられることも増えてきました。

そこで、水いぼだけでなく水虫などの病気に対しておうちでできる対処法として用いられることも増加してきたんですね。

それでは、水いぼの治療法について、木酢液はどのように使えばいいのでしょうか。

まず、入浴剤としての使用を試してみてください!

木酢液を大さじ2杯、お湯をためた浴槽に入れてください。

たったそれだけです!

少しきついめのにおいがすると思いますが、水いぼの他に、アトピー性皮膚炎や乾燥肌、あせも、水虫、かかとなどの角質などにも効果的であると言われています。

さまざまな肌トラブルにも対応できて一石何鳥にもなりますね!

他には、直接塗布する方法もあります。

注意するのは、薄めずに使用すること。

殺菌作用が強すぎるので、何倍かに薄めて使用してくださいね。

スポンサーリンク

水いぼを木酢液で治療した場合どのような経過になるの?

木酢液を直接塗る場合の注意点として、前項でも少しお話しましたが、薄めずに使ってはいけません。

殺菌作用が強い上、色素沈着を起こしてしまうおそれもあるからです。

水いぼが取れても、痕が残ってしまったら嫌ですよね。

直接塗る方法の流れとしては、木酢液を水で薄めて、ガーゼや脱脂綿に含ませます。

殺菌作用が思ったより強いので、20倍近く薄めて使われる方が多いようです。

それを水いぼができた患部に30分ほどあてます。

ゆっくりと木酢液を患部に染み込ませるイメージでガーゼをあててくださいね。

ガーゼをはがしたあとは、水やお湯で洗い流さないよう、そのままの状態を保ってください。

タイミング的には入浴後がいいかもしれませんね。

1ヶ月ほど継続してこれをしていると、自然にポロリと水いぼが除去できますよ。

このとき、おすすめなのが、蒸留木酢液です。

普通の木酢液は園芸でよく使われるのですが、不純物を取り除いたものが蒸留木酢液にあたり、液体の色が無色透明で、色素沈着の心配もいりません。

木酢液は医療用医薬品ではありません。

したがって、早い効果を期待したり絶対に完治できるといった過信を持ったりしないようにしてください。

あくまで水いぼを治すためのサポートです。

お子さんの肌質にあった木酢液を選択し、入浴剤として使用したり直接塗布したり、加えてハトムギ茶を飲んだりして、水いぼがなるべく早く治るようにしてあげましょう。


水いぼの除去方法を中心にお話してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

皆さんのお役に立てれば幸いです♪

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿