水疱瘡 虫刺され 見分け方

子供の頃に発症しやすい水疱瘡ですが、かかりはじめの頃は虫刺されとの区別がわかりづらい・・・と思う方も多くいると思います。

水疱瘡は感染してしまうこともあるので、兄弟がいるご家庭では、早く診断して治療にあたりたいところ。

しかし、虫刺されとの区別がつきにくいのであれば、早期発見も難しいかもしれず、不安になりますよね。

病院へ行ったけど誤診かも？ととても心配される親御さんもいるでしょう。

そこで今回は、水疱瘡と虫刺されの見分け方について、お話をすすめてまいりましょう。

水疱瘡と虫刺されの見分け方は何を基準にすればいい？

水疱瘡と虫刺されの見分け方を紹介する前に、まずは水疱瘡という病気の説明からしてまいりましょう。

水疱瘡とは、水痘帯状疱疹ウイルスが原因となって起こる病気で、発熱やかゆみを伴う発疹が症状として見られます。

感染力もあり、飛沫感染や空気感染によって、一度も発症したことのない人への感染が認められています。

また、発症したことのある方は、原因になっているウイルスが体内の神経節に隠れ続けているため、今後帯状疱疹を発症するリスクが高まると言われています。

水疱瘡の症状のひとつに、発疹が出ることが挙げられますが、この赤い発疹を虫刺されと勘違いしてしまうことが多いようです。

水疱瘡は、赤い発疹ができたあとにかさぶたになりますが、発疹がある最中は激しいかゆみに襲われることがあります。

つまり、水疱瘡の初期段階では、虫刺されと同様、赤い発疹にかゆみという症状が見られるのですね。

では、どのように見分ければいいのでしょうか。

水疱瘡の場合、高くはありませんが、熱発することがあるので、それを目安にすれば良いでしょう。

また、赤い発疹は顔だけでなく、見えていない部分・・・例えば背中やおなかにも出てきて、半日たつと全身にも広がりを見せます。

虫刺されではなかなか外に露出していないところは刺されにくいですよね。

発疹の出る部位も、見分ける基準となるかもしれませんね。

そして、赤かった発疹は水泡になり、数日たち症状が落ち着くころにはかさぶたになっているという流れなんです。

加えて、かゆみのレベルも見分ける基準になりますよ。

虫刺されに比べて、水疱瘡のかゆみはとても激しいものです。

激しいかゆみによって、機嫌が悪くなってしまうお子さんも多くいるようですよ。

以上のことから、水疱瘡なのか虫刺されなのかを見分ける基準として、発熱や発疹の現れ方、かゆみのレベルを参考にしてみてください。

水疱瘡なのか虫刺されなのか顔にできたばかりの時の判断の基準は？

お子さんの顔に赤い発疹のようなものが出来始めたければ、これは水疱瘡なのか、はたまた虫刺されなのか・・・かなり初期の段階で、見分ける方法はあるのでしょうか。

実は、あまり知られていないかもしれませんが、水疱瘡のかかり始めの症状として、まず喉の痛み、微熱、倦怠感、頭痛、腹痛といった風邪に似た症状が現れるんです。

その後、赤い発疹ができていくんですね。

したがって、顔に赤い発疹ができる前に体調不良でなかったかということが基準となります。

また、発疹のできる場所についても、注意深く見てみましょう。

顔だけでなく、見えない部分、例えばおなかや背中、おしりなどにもできているかをチェックしましょう。

水疱瘡と虫刺されを誤診されることもあるの？

このように、水疱瘡の初期症状は虫刺されと類似しており、発症前の体調不良に気付けない、もしくは体調不良などなかったなどという場合は、虫刺されと見分けることが難しい病気のひとつであることがわかりますね。

かなり顔をかゆがるので、病院に行ってみたけど、虫刺されと診断されてしまったということも少なからずあり、医師でも判断するのが難しいのです。

顔に赤い発疹ができてから１～２日ほど経過したら、発疹は全身にも広がっているので、水疱瘡であると診断されますが、かなり初期の状態だとそれも難しいみたいです。

したがって、発疹が出る前に発熱があったかどうか、水疱瘡の初期症状やいつもと違う異変に気付いておくことが大切ですね。

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水疱瘡か虫刺されか、初期段階では判断しづらいところですが、お子さんがつらくならないよう、また発症したことのないお子さんや大人に感染しないよう注意しながら過ごしていくことが大切です。

お子さんのようすをしっかり観察しながら、異変を感じたら医療機関を受診するようにしましょう。