めまいや吐き気がして気分が悪い。
そんな時には、すぐにお医者様にかかりましょう。
もしかしたら、脳の病気かもしれません。
動けないくらいつらい時には、救急車を呼んでも全くかまいません。
今回は脳の中でも小脳梗塞についてまとめました。
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めまいなどがして病院にすぐにかかった場合
救急病院に行くことになると思いますが、症状を伝えると、その場で、MRI(エムアールアイ)を取ることになると思います。
私も実際そうでした。
救急車で病院に搬送されて、MRI取りました。
なぜ、MRIを取るのか?
それは、小脳麻痺(しょうのうまひ)という病気かもしれないからです。
その場では、病気ではなく、単なる体調不良でしょう、といわれ、点滴をして帰ることが多いかと思います。
私も実際そうでした。
しかし、注意したいのが、この病気が、症状が出てすぐだと見逃されてしまうことがある、ということです。
24時間以内に見逃されてしまうことが、ある論文によると、小脳などのわかりにくい部分の病気では、31%にも上ることがわかっています。
2~3日後、もう一度MRI検査をしてもらって、本当に脳の病気ではないか、検査してもらうことが大切となってきます。
小脳麻痺で後遺症が残り、麻痺が残るのは、小脳梗塞(しょうのうこうそく)という病気だった場合です。
それも、重症だった場合だけですので、安心してください。
脳の梗塞とは、脳の血管が詰まってしまうことでおきます。
脳性麻痺は、脳の血管が詰まることによって、脳に血液が送れなくなり、脳にダメージを受けた場合に起きます。
症状は、人によって様々です。
重度の脳梗塞で、片方の半身に麻痺が残ったりすることもまれにあります。
それも、全く動かなくなるといったものから、少ししか動かせなくなる、といったものまで重症度は、人によって変わってきます。
また、他にも、細かな動き、例えば箸の上げ下ろしが難しくてご飯をお箸で食べるのが難しい、なんて場合もあります。
まっすぐ座れない、なんてこともありますね。
身体が動かなくなる、というわけではなく、温度に鈍感になったりする場合もあります。
例えば、熱湯に気づかなかったり、暑さや寒さに気づきにくくなったりすることもあります。
人によっては、モノが乱視のように二重に見えたりすることもあります。
重度の場合には、よだれが垂れてきて飲み込めないといったことも症状としてはあります。
小脳梗塞になって片麻痺になった場合、リハビリで治る場合があります。
リハビリは、とても大変とお思いの方も多いかと思います。
でも、リハビリという努力をすることで、本人にとって、普段の生活を取り戻すだけではなく、リハビリをして、麻痺を乗り越えた、という自信も得ることができます。
もちろん、すべての人が、麻痺をリハビリをすることで乗り越えることができる、完全に元の生活を取り戻すことができる、というわけではありません。
小脳梗塞になって、麻痺が残り、落ち着いてきたころからリハビリを開始します。
もし、小脳梗塞になったとしても、その日から手足を自由に動かせることができれば、
普段通りの生活を取り戻せるといえます。
リハビリを始めて、1か月したころ、自由に動かせるようになる人もいます。
それが、3か月になる人もいます。
普段通りの生活を取り戻せるかは人それぞれです。
3か月目に普段通りの運動能力を取り戻せない場合には、そのまま、生活に補助が必要となってくる場合が多いようです。
脚にのみ麻痺が残った場合、1か月たったころ、寝たまま、自転車をこぐような動作を取ることができれば、脚に麻痺は残らないといわれています。
3か月たって、自転車こぎどころか、片膝で立つという動作ができない場合には、その後の努力にもよるでしょうが、なかなか難しい、といったところが現状です。
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リハビリでは、運動の能力を回復させていくことが目的となってきます。
ある程度落ち着いて、リハビリが進んできたら、ウォーキングを目標としていきましょう。
徐々に初めて、最終的には30分程度ウォーキングができるようになることが目標であり、適度な運動量です。
ウォーキングを始める前には、血圧と脈拍を必ず測りましょう。
お医者様や理学療法士の方と相談して、リハビリを進めていくことになると思いますが、適切な血圧や脈拍を超えていなければ、ウォーキングを始めましょう。
ウォーキングを始めて、10分以上歩けるようになった、という場合には、10分経った頃にもう一度、脈拍と血圧を測ることをお勧めします。
その時、お医者様から言われていてる運動後数値を超えていなければ、引き続き、ウォーキングを再開しましょう。
くれぐれも無理のないスピードで歩く、など負荷のかけ方も重要になってきます。
10分後に脈拍と血圧を測り終えたら、必ず水分補給をしましょう。
水分は思っている以上に、身体から抜けていきやすいです。
運動中や、運動後だけではなく、寝る前にもコップ一杯の水を飲んだり、こまめに水分補給をしていくことが大切です。
ウォーキングはできても、トイレに行くのが難しいから、と水分を控える方もいらっしゃいますが、それは身体に悪いので、本人としてはつらいものがあるかもしれませんが、こまめな水分補給は欠かさないようにしましょう。
また、動きが鈍くなったと感じる場合には、麻痺だけではなく、ベッドで寝ている生活を続けていたことによる筋力の低下も考えられます。
少しでも、自分で少しずつ身体を動かすよう心がけていきましょう。
それが、一番のリハビリかもしれません。
普段の心掛けが、一番大切です。
毎日少しづつ、できることを増やしていき、その努力の結晶として、今まで通りの日常生活を取り戻していきましょう。
めまいや吐き気を、最近疲れているからかな、と自分で休養を取って治そうとすると、実は、大きな病気が隠れている場合があります。
小脳麻痺という病気も、最初はめまいや吐き気から始まります。
病院を受診して、その日から身体を問題なく動かせることができれば、麻痺が残ることは、基本的に低いといわれています。
疲れているだけかな、と自分で判断せず、すぐに病院へ行くことが大切になってきます。
重症化すると、突然、倒れてしまうことだってあります。
救急車で病院に搬送されて、検査をしたが、麻痺が残ってしまった、ということになりかねません。
めまいや吐き気などの初期症状で受診すれば、その後の回復が大きく変わってきます。
これくらい寝てれば治る、なんて思わずに、お医者様のところへGO!がその後の生活を左右する大切な判断になってきますよ。
強がっていても何も解決しません。
異変を感じたら、すぐにお医者様にかかりましょう。
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