子供の歯のレントゲンの影響は?毎回とるのが嫌な場合は拒否してもいいの?

目安時間:約 6分

子供さんは歯医者さんに通っておられますか?

子供の歯医者さんでレントゲンを撮る場合に、心配な事や気になる事があるかもしれません。

大人でも特に、妊婦さんではレントゲン用の防御服を着て撮影するくらいですから、子供であればなおのこと用心しなければならないと言えるのでしょうか?

今回は、歯医者さんのレントゲンのハテナに答えていきます。

ぜひ参考にしてください。

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子供の歯のレントゲンの影響は?

先ずは、歯医者さんが使うレントゲンの種類と安全性について見ていきましょう。

①デンタルレントゲン

歯の表面からレントゲンを撮る2D式の撮影で、安全性も高くほとんど放射線の影響がないと言われています。

ただ、フィルムを噛んだ状態で撮影する事が必要であるため、小さいお子様では、噛んだままの状態で撮影まで我慢する事は不可能である場合も多くあります。

②パノラマレントゲン

歯の3Ⅾ式の撮影で、より詳しく歯茎の中を調べる事が出来ます。

子供でも出来ますが、被爆率の面から言えばデンタルレントゲンの数倍の放射線を受ける可能性があります。

③セファログラム

大人の場合に多いレントゲンで、やはり2Ⅾで歯根まで映すレントゲンです。

デンタルレントゲン並みの放射線量であると言われています。

④歯科用CT

大人が限られた場合にのみ受けるレントゲン撮影で、3Ⅾで歯根まで撮影出来ます。

放射線量は最も多いとされています。

とは言え、医療で使える放出量は最低限に治められているため、健康上の被害は基本的にないと言っても過言ではないでしょう。

通常子供の場合には、①か②が選択肢にあげられるようです。

歯のレントゲンは毎回とらないといけないの?

では、歯医者でレントゲンを撮る回数はどのようなものが一般的なのでしょうか?

これは、実際に歯科医によるところで、レントゲンを毎回する丁寧な歯科医も存在します。

ただ、放射線の影響を考えても毎回は多いかもしれません。

ですから、レントゲンの目的を尋ねてから撮影を最低限にしてもらう事は大切であると言えるかもしれません。

歯科医がレントゲンを提案する目的の主なものは以下の時です。

■乳歯の虫歯は見付けにくいため

これが大きな理由でしょう。

乳歯はもろく、構造が溶けやすく出来ているため虫歯があると簡単に永久歯を傷つけてしまう可能性があります。

この外からは見えにくい虫歯を発見するために歯医者さんはレントゲンを提案する事があります。

■定期健診で先ずレントゲンを撮る

歯の異常以外に定期的に検診をする場合にも、歯医者さんはレントゲンを撮って前回と変わりがないかなどチェックしたいと思う場合があるでしょう。

半年に一度など頻繁でなければ、レントゲンでしっかりチェックしてもらう事は有効かもしれません。

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歯医者でレントゲンを拒否したらどうなるの?

では、レントゲンを拒否する事は出来るのでしょうか?

家の子も5才の時に隠れた虫歯があるかもしれないと、レントゲンを提案された事がありました。

私は許可しましたが、本人は嫌がり(暗い部屋で親と離れ離れで不安だったため)結局撮影出来なかった事があります。

歯科医によると、この場合数ヶ月様子を見て進行が目に見えたら治療をするという診断結果になりました。

申し訳ない気持ちでしたが、内心ホッとした事を思い出します。

数か月後、再診する必要はありましたが虫歯は進行しておらず今に至るまで健康な歯で過ごせています。

ですから、レントゲン無しでも再診でオッケーな場合もある事は明らかです。

子供の気持ちを優先して、出来るだけ最低限に抑えてあげられるのであればそれに越したことはないかもしれません。

歯医者さんの間でも、毎回レントゲンを撮るかどうかはそれぞれの歯科医の考え次第です。という意見が多く見られます。

そうであれば、本人や親御さんが歯医者さんに相談して気持ちを伝えた上で、最善の決定をする事は大切であると言えますね。


いかがでしたか?

あなたの希望を知った上で、最善の方法で治療が進められる事が歯医者さんの意向にも反映するでしょう。

ですから、任せきりにせずにぜひ意見を述べましょう。

安心感が高い方が将来的にも両側にとって有利な事は述べるまでもありません。

良い歯医者さんと良いコミュニケーションを取りつつ、子供の歯を守っていけますように。

お大事にしてくださいね!

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