赤ちゃん お風呂 湿疹

赤ちゃんの清潔さを保つ為に、入浴は必要不可欠ですよね。

ですが、そんな時に赤ちゃんに湿疹が出たりすると、それどころではないですよね。

湿疹の原因と対処法を、詳しく説明していきます。

赤ちゃんをお風呂に入れると湿疹が出る事があるの？

赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、浴槽のお湯の温度と脱衣所の室温の差だけで刺激になってしまいます。

(厳密に言うとそれで湿疹が出来ている訳ではありませんが、詳しくは後述します。)

なので、赤ちゃんと一緒にお風呂に入る場合は、出来るだけ温度差を感じさせない工夫をしてあげましょう。

浴槽のお湯は、大人だと４０～４２度あたりが気持ち良く感じる人が多いですが、それは赤ちゃんには熱過ぎます。

赤ちゃんには、３８度あたりが理想です。

(冬場はもう少し高くても大丈夫なので、様子を見て適温にしてあげてください。)

赤ちゃんはのぼせやすいので入浴は１０～１５分程度にしておき、お湯の温度が下がる前に終わらせましょう。

もしぬるくなってきても、追い炊きはしない様にしてください。

赤ちゃんが驚いてしまいます。

因みに、お風呂に入っただけで赤ちゃんに湿疹が出ると「母乳が原因なのでは・・？」と心配するお母さんがいますが、それは杞憂です。

とはいえ、特定の食品やそれを食べたお母さんの母乳を飲んだ事が原因で湿疹が出るのは食物アレルギーの可能性が高いので、病院を受診する必要があります。

赤ちゃんの背中やお腹の湿疹はお風呂の時しか出ないのはなぜ？

お風呂の度に湿疹が出るのは、見ていて痛々しいですよね。

お風呂の時にだけ出る湿疹の原因は、大半が温度差だと言われています。

身体が温まって血行が良くなると、普段は見えていない小さな湿疹や薄い傷が浮き上がってくるのです。

赤ちゃんの肌はデリケートなので、ちょっとした刺激が原因で実は湿疹が出来ていた、というのはよくある事だそうです。

なので心配はいりませんが、痒がっていたり湿疹が膨らんでいたりする場合は、寒冷蕁麻疹の可能性があります。

急激な温度差を感じる→血管周辺の細胞が過度に刺激されてしまう→ヒスタミンという成分が放出される、というのが寒冷蕁麻疹の原因です。

赤ちゃんは大人に比べて皮膚が薄いので、発症しやすいと言われています。

温度差が縮まると自然と治まっていきますが、アトピーやアレルギーを誘発する可能性があるので、注意が必要です。

名前の通り冷える事によって起こるので冬場になりやすいですが、夏場のお風呂上りにエアコンで急激に温度を下げたりしても起こるので、そちらも注意が必要です。

お風呂の時に出る湿疹は痒くないみたいなんだけど放っておいてもいいの？

先程書いた様に、殆どの場合は放っておいても大丈夫ですが痒がっている時は話が別です。

その場合は、乳児湿疹かもしれません。

乳児湿疹とは特定の病気の名称ではなく、赤ちゃんによく出る湿疹の総称です。

赤ちゃんに湿疹が出て病院を受診した場合、お医者さんは症状や年齢などによって診断をしますが、様々な要因が複合している事もよくあるので、原因を特定するのが難しいケースが殆どです。

乳児湿疹は頬やおでこを中心に顔に出る事が多いですが、体に出る事もあります。

湿疹は赤くポツポツしている事が多く、それが広がって皮膚全体が赤くなる事もあります。

生後３ヶ月頃までの乳児湿疹の原因は、皮脂の分泌量が多い事が原因となっている場合が多いです。

皮膚から分泌されている皮脂は、有害物質の浸入や水分の蒸発を防ぐための役割をしているので生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚を守っているということになりますね。

赤ちゃんの皮脂の分泌は、生まれてしばらくの間はお母さんのお腹の中にいた時のホルモンの影響でとても盛んです。

なので毛穴が詰まりやすく、その結果として湿疹が出やすいのです。

生後３ヶ月を過ぎた頃から皮脂の分泌量は急速に減っていきますが、それにより皮膚が乾燥しやすくなっていきます。

皮膚にはバリア機能がありますが、赤ちゃんはその機能がまだまだ未熟なので、乾燥している皮膚に少しの刺激を受けただけでも湿疹が出やすいのです。

---

如何でしたか？

問題無い事もあると分かっていれば、冷静に赤ちゃんの状態を見てあげられますよね。