白い便がの大人の場合で下痢と便秘の時の対処の違いは?

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トイレで便をして流す際、「あれ?便が白い!?」とビックリしたこと、ありませんか?

もしかしたら、トイレットペーパーの見間違いかも・・・と勘違いしてしまうかもしれませんが、それ、本当に白い便かもしれません・・・!!

大人の白い便、このとき体内では何が起こっているのでしょうか?

説明してまいりましょう!

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白い便 が大人で出たら

大人で白い便が出る原因は一体何なのでしょうか?

まず、正常な便の色は茶色の色で、これは肝臓で作られる胆汁がきちんと働いているためだとされています。

胆汁とは、食べ物を食べて消化する際、体に吸収しやすくするため脂肪を消化し、腸内細菌の増加を抑制すると言われている成分です。

その胆汁が、何らかの要因がきっかけとなって作られなかったり、作れたとしても正常な働きをしなかったりしたときに、便が白くなったり体調不良になったりといった症状が表れるんですね。

例えば、暴飲暴食をしたとき。

特に、脂肪が多く含まれているものを食したりしたときは、胆汁の生成が追い付かず、本来便に含まれるはずの胆汁の量が少なくなり、便が白くなることがあります。

また、食事で栄養バランスの偏りが見られたときにも、白い便が出ることもあるので、過度なダイエットや偏食をせず、バランスの整った食事をすることが大切だと言えます。

ちなみに、皆さん健康診断でバリウム検査をしたことありますか?

バリウムを飲んだあと、画像を取って腸内に何か変わったことがないかと確認する検査ですが、この検査を終えたあとはバリウムを排出せねばなりません。

バリウムは白い薬剤となっており、その成分によって白い便が出ることもあるようです。

したがって、白い便は、薬剤によって出ることから、腸内での炎症や暴飲暴食、栄養失調などから出ることがあることがわかりますね。

バリウム検査後のことでしたら、何故便が白いか予想がつきますが、検査していない場合は、何か体調を崩していて腸内環境が悪くなってたりするときかもしれません。

気になるようでしたら、医療機関を受診しましょう。

白い便で下痢の場合は?

白い便で下痢の場合、それは感染性胃腸炎である可能性があります。

特に、ロタウイルスによる感染で、白い水様性の便が出ると言われています。

このウイルスによって、胆汁が生成されなくなるため、便が白くなってしまうんですね。

他の症状として、嘔吐や微熱、腹痛が見られることもあります。

ロタウイルスに感染し、急性胃腸炎を起こしてしまった際、特効薬がないため対症療法となります。

つらいかもしれませんが、ウイルスを体外へすべて出してしまうように、下痢止めの服用は控えて、脱水症にならないように水分をしっかり補給しましょう。

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白い便で便秘の場合は?

白い便で下痢ではなく便秘の場合、さまざまな病気の可能性が考えられますので、順に説明したいと思います。

まず、肝炎。

A型、B型、C型と種類があるこの病気ですが、ウイルスによって引き起こされるとされています。

感機能不全で胆汁がうまく生成されないことから、淡白色の便が出るようです。

長期的な治療が必要となりますので、必ず病院へ行くようにしましょう。

次に、肝硬変。

肝炎が進行したり、アルコールの過剰摂取、薬剤などによって肝臓が硬くなり正常な働きをしてくれなくなる病気です。

肝臓は「無言の臓器」と言われるほど、初期症状があまり見られず、症状が出た頃には病気が進行していると言われています。

そんな中でも、白い便が出たときには、肝硬変を疑って早期に病院で検査してもらうというのもいいと思います。

これらのように、白い便は肝臓で何か異変が起こっているサインかもしれません。

肝臓の病気はなるべく早めの治療をしていくことが大切です。

神経質になりすぎる必要はないと思いますが、便秘がちで白い便が出るときには、一度検査を検討してみてはいかがでしょうか。


いかがでしたか?

便の色には肝臓で生成される胆汁がキーとなっており、白い便が出るということは肝臓で何かが起こっている可能性があることがわかりましたね。

肝臓は特に病気の発見が遅れることがあると言われています。

白い便が確認できたときは、健康診断や検査をしに病院へ行くのもいいですね。

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