下痢で緑の便は大人がなった場合の原因は?腹痛もあったら何か病気かもしれない?

目安時間:約 5分

便は健康のバロメーターであると言われており、色や柔らかさなどを見ることで自己の健康をセルフチェックすることができます。

その中で、大人の便で緑色のものが出た場合、何かからだで異変が起こっているのでしょうか?

赤ちゃんの場合では、緑の便も健康のしるしであることが多く、特に気にする必要はないと言われていますが、大人の場合は「何か病気なのでは?」と不安になる方も多いと思います。

今回は、大人の便が緑色のときの原因や考えられる病気についてお話してまいります。

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下痢で緑の便は大人でも出ることがあるの?

トイレで便をした際、そのようすを確認されていますか?

実は、便は健康のバロメーターであると言われるくらい、重要なものなんです。

正常な便は、大人、赤ちゃんも黄褐色をしていますが、からだの状態によってはそれ以外の色の便が出ることがあります。

赤ちゃんの場合、よく緑色の便を見かけることがありますが、赤ちゃんは母乳やミルクを飲むことによって腸内で乳酸菌が作られ、緑色のゆるめの便が出ることが多いんですね。

したがって、赤ちゃんの便が緑色のときは基本的に健康であることがわかりました。

大人の場合でも、緑色のゆるい便が出るのでしょうか?

緑色の便ってあまり想像がつかないと思いますが、実は・・・からだの状態によっては出るんです!

「見間違いかも?」と思うかもしれませんが、じっくり確認してみてください。

もしかすると、あなたのからだの中で何かが起こっているかもしれません。

下痢で緑になる原因は?

それでは、なぜ緑色の下痢になるのでしょうか?

原因を探っていきましょう!

原因①酸化

本来の便の色は、便に含まれている胆汁のビリルビンという成分によって、黄褐色、茶褐色の色となります。

しかし、何らかの要因によって腸が弱っているとき、この胆汁が酸化されビリルビンが増加することで、便の色が緑色に変化すると言われてるんですね。

この酸化便であるとき、何か病気の可能性にもつながるため、注意が必要となります。

病気については次項で詳しく見てまいりましょう。

原因②葉緑素

葉緑素とは別名クロロフィルと呼ばれており、緑黄色野菜や胃薬などに含まれている栄養成分です。

この葉緑素をたくさん摂ったときに、緑色の便が出ることがあります。

したがって、たくさん緑黄色野菜を食べたときに起こりやすいとされています。

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便が緑 で大人 の場合で腹痛がある場合は病気なの?

さて、大人の緑色の便で、腹痛を伴う際、何か病気が隠れているのでしょうか?

病気の可能性①胃腸炎や腸炎など腸内での炎症

腸内の炎症は、便内のビリルビンを増加させるといった酸化便を促してしまう原因に。

下痢や嘔吐も伴う場合はこちらの可能性が高いです。

胃腸炎、腸炎、急性腸炎などの病気が考えられます。

病気の可能性②食中毒

食中毒も先ほど説明した通り、腸の機能が正常に働かなくなるため、酸化便を作ってしまう原因となります。

食中毒の場合、水様性で緑色の便に加え、激しい腹痛に襲われます。

生ものなどを食べた覚えがあるときは、食中毒を疑いましょう。

病気の可能性③肝臓の病気

脂肪肝や肝炎、肝硬変や肝臓がんによって、肝臓が正常に働かなくなり、便に含まれる胆汁にも異変が起き、緑色の便が出ることがあります。

おなかに違和感や痛みを感じ、大量飲酒した際は、何か肝臓で炎症が起こっていることが考えられます。

以上のように病気の可能性も考えられますから、腹痛を伴う場合は一度医療機関を受診してください。


大人の便で緑色のときのことをお話しました。

何度も言っていますが、便は健康のバロメーターです。

セルフチェックで自分の健康を知ることができるので、是非確認してみてください。

そのとき、緑色の便であれば、緑黄色野菜を食べすぎたこと、腸炎や肝臓などの病気の可能性が考えられますので、症状がひどければ医療機関を受診しましょう。

皆さんが健康でありますように・・・^^

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