外反母趾は、中年期の女性に多い症状ですが、生まれつきの足の形などが原因で10代の若い世代でも発症することがあります。
ここでは、外反母趾になった子供の靴の選び方や、病院選びについて説明します。
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外反母趾と診断された場合、症状改善のためにサポーターを使用することがあります。
外反母趾用のサポーターは市販されているものもいくつかありますが、外反母趾の症状によってはサポーターが使用できない場合もありますので、注意が必要です。
サポーターは、あくまで一時的な対処法と考えておくことが大切です。
痛みがあるときに使用することで、痛みの軽減には役に立つものですので、症状が改善されたと考えてしまいがちですが、外反母趾そのものの改善のためには、サポーター使用のほか、足指の筋力トレーニングが必要です。
サポーターだけで外反母趾が治るということは、ほとんどないと考えていたほうがよいかと思います。
サポーターを使用する場合でも、医師の指導のもと、治療の補助的なものとして使用することとしておきましょう。
外反母趾と一言でいっても、症状はひとつではなく、治療にあたってはそれぞれの症状に応じた治療が必要となります。
特に子供の場合には、成長過程ということもあり、安易な対処法は行わないほうが良いこともありますので、まずは医療機関を受診するようにしましょう。
外反母趾になった場合には、靴の選び方として、つま先に少し余裕のあるもので、靴の中でつま先が滑らないもの、インソールが柔らかすぎないものを選ぶことがポイントです。
外反母趾の予防や改善には、足指の筋力トレーニングが有効とされており、靴を履いていても足指を使って歩くことを習慣づけることが大切です。
家の中ではなるべく裸足で生活したり、鼻緒がある靴を履くと、足指の筋肉つかって歩く習慣が付きます。
スニーカーの場合も、大きすぎたり小さすぎたりしないもので、足の成長を妨げない、足の形にあった形状のものを選びましょう。
スニーカーでも、メーカーによって形状はさまざまですが、靴を選ぶときには靴底の形を見たり、インソールを取り出して足の形に合っているかを確認してから選ぶようにしましょう。
靴のサイズの微調整としてインソールを利用することがあるかと思いますが、その際にはアーチのサポート機能のある少し固めのもの、もしくは柔らかすぎないインソールを選ぶようにしましょう。
女の子の場合は、おしゃれなハイヒールを選びがちですが、成長期にあってはなるべくハイヒールは履かせないようにしたほうが良いことは間違いありません。
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外反母趾の疑いのある子供を病院に連れていく場合、どこに連れて行ったらよいのでしょうか。
子供だから小児科、という選択肢もあるかもしれませんが、小児科というのは小児内科のことで、子供特有の疾患を専門に診るところです。
外反母趾は、足の変形であり、治療には外科的処置が必要となる場合があるもので、専門とするところは、整形外科になります。
具体的に、どこのどういう病院が良いかは、かかりつけの小児科医に相談するとよいかと思いますが、外反母趾の場合にはまずは整形外科を受診しましょう。
中年期以降の大人の病気と思われがちの外反母趾ですが、子供の症例もあるものですので、整形外科で診てもらうことができます。
また、数は少ないですが、小児外科のある病院や、こどもの内科や外科全般を診てくれる「こども病院」という病院もありますので、もしお近くにあるのであれば、そのような病院に相談してみてはいかがでしょうか。
痛みがあって症状が重いようであれば、手術の可能性もゼロではありませんが、子供の場合は発達過程ということもあり、治療方法として保存的療法が選択される場合が多いようです。
外反母趾の一時的対処法としてサポーターの使用もできますが、適切な治療のためにも整形外科を受診しましょう。
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