鼻血は、突然出てくるので驚きますよね。
その原因の多くは、乾燥や傷などで鼻の粘膜が刺激されているだけの事なので、特に心配はいりません。
ですが、注意が必要な場合も当然あります。
詳しく見ていきましょう。
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鼻血の殆どは、キーゼルバッハ部位と呼ばれる左右の鼻の穴を分けている所(=鼻中隔)にある場所からの出血です。
キーゼルバッハ部位は毛細血管が集中している上に表面の粘膜が非常に薄いので、日常生活の些細な衝撃でも出血してしまう事があります。
お風呂に入ると、体温を外部に逃がす為に血管が拡張します。
急激に血管が拡張すると、キーゼルバッハ部位の毛細血管が切れて出血してしまう事があります。
(夏になると鼻血が出やすくなるという人がいますが、それも同じ理由だと考えられています。)
お風呂で鼻血が出やすい人には、キーゼルバッハ部位の粘膜が弱っているという共通点があります。
なので、普通なら鼻血が出る要因にならない血管の拡張だけで鼻血が出てしまいやすいのです。
鼻をぶつけたり鼻をかみすぎたりしてキーゼルバッハ部位の粘膜を傷付けてしまうと、完全に回復するまでは鼻血が出やすい状態が続いてしまいます。
また、子供はキーゼルバッハ部位の粘膜が大人よりデリケートに出来ていますので、特に注意が必要です。
お風呂で鼻血が出る原因は、拡張した血管によるキーゼルバッハ部位の粘膜の損傷だと分かりました。
その場合は、粘膜を傷付けない様にしたり、粘膜を弱らせている原因(鼻炎など)を改善したりすれば、特に問題はありません。
ですが、何らかの病気が原因で鼻血が出ている場合もあります。
下記に当て嵌まる場合には、病院を受診するのをおすすめします。
●鼻の奥からの出血
キーゼルバッハ部位は鼻の前方にあるので、鼻の奥から出血している場合は別の原因が考えられます。
●なかなか止まらない出血
お風呂に入ると血流が良くなるので、鼻血に限らず出血は止まりにくくなります。
通常の鼻血は、お風呂から出て安静にしていれば15~20分程度で止まります。
30分以上経っても止まらないという時は、何らかの病気の疑いがあります。
●全身に出血
白血病や特発性血小板減少性紫斑病(ITP)などの場合は、全身に出血が起きやすくなっています。
鼻血の他に歯茎からも出血していたり、痣が出来やすくなっていたりする場合は要注意です。
他にも何か気になる事がある場合には、病院を受診しましょう。
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単なる粘膜の損傷であっても、お風呂に入る度に鼻血がでるのは困りますよね。
ここでは、簡単に出来る対処法を紹介します。
●お風呂から出る
体温を下がらないと鼻血は中々止まらないので、先ずお風呂から出ましょう。
そして、軽く頭を下げた格好で座り、小鼻を強めに数分間つまみましょう。
よく言われる、上を向く・横になる・首筋を叩くという民間療法は、効果が無いと判明しているそうです。
●長湯をしない様にする
お風呂に長時間入っていると血管はどんどん拡張してしまうので、出来るだけ手短に済ませましょう。
粘膜が完全に回復するまでは、シャワーだけにするというのも効果的です。
また、体温を急上昇させない為に、お風呂の温度は38~40度程度にしましょう。
●栄養素を意識する
ルチンというポリフェノールの1種には、毛細血管を強化して出血性の疾患を予防する働きがあるので、鼻血の予防が期待出来ます。
蕎麦・アスパラガス・トマト・蜜柑・檸檬などに豊富に含まれているので、積極的に摂取しましょう。
如何でしたか?
上記の対処法で改善しない場合には、たかが鼻血と思わずに病院を受診しましょうね。
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