鼻血は何科行けばいい?病院に行くときの子供のタイミングは?検査のために出た鼻血を持って行った方がいい?

目安時間:約 5分

メディア追加した画像タグ

鼻血は大抵の場合は直ぐに止まるので、それだけで病院を受診しようなどとはあまり考えないと思います。

ですが、病院を受診した方が良い場合もあります。

詳しく見ていきましょう。

スポンサーリンク

鼻血は何科に行けばいい?

鼻血の多くは、鼻の前方にあるキーゼルバッハ部位からの出血だと言われています。

キーゼルバッハ部位は毛細血管が張り巡らされている上に粘膜の表面が薄いので、些細な衝撃で出血してしまう事があります。

なので、鼻をぶつけたり鼻をかんだりした拍子に出る鼻血は、特に問題はありません。

頭を軽く下げた姿勢で、両側の鼻先のふくらんだ部位(=小鼻)を強く摘まんで、止まるのを待てば大丈夫です。

何もしていないのに鼻血が出る・鼻の奥から出血している感じがする・出血が30分以上止まらないなどの場合は、キーゼルバッハ部位からの出血ではない場合があるので病院で診察してもらいましょう。

受診するのは、専門である耳鼻咽喉科が良いでしょう。

診察をして他の科を受診するべき症状だと考えられる場合は、適切な科を紹介してくれますので、先ずは専門の耳鼻咽喉科を受診しましょう。

近くに耳鼻咽喉科が無い場合や診療時間が合わない場合などは、内科でも(子供の場合は小児科でも)良いでしょう。

鼻血で病院に行くときの子供の基準は?

子供は、大人に比べて鼻血を出しやすいです。

鼻の粘膜がより薄い・鼻を無意識にいじってしまう・傷付いた粘膜や血管の修復に時間が掛かるなどが、原因だと言われています。

また、傷・乾燥・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎などで鼻の粘膜が弱っていると、お風呂や運動などで血管が拡張しただけでも鼻血が出る場合があります。

子供は身体が小さいので、体温が上昇しやすく血管が拡張しやすいです。

なので、その場合でも鼻血が出やすいです。

先程紹介した方法で鼻血が止まるなら、子供でも問題はありません。

・高血圧で、薬を服用している。

・チョロチョロと出血が続いて、長時間(30分以上)止まらない。

・割り箸や串などを刺してしまい、大量の出血がある。

・洗面器一杯程の出血をしたが、止まる気配がない。

上記の4つの様な場合は、病院を受診してください。

病院を受診する場合、鼻血が出た時間・おおまかな出血量・出血の状況など、出来れば血圧・服用中の薬などを、直ぐに伝えられる様にしておきましょう。

スポンサーリンク

鼻血を病院で検査してもらう時は出た鼻血を持って行った方がいいの?

出血部位を特定する・痣が出来ている・他の部位からも出血している・血液疾患があるなどの場合以外は、検査はされない事が多いそうです。

因みに、出た鼻血を持って行った方が良いという意見は見付けられませんでした。

その場で症状や患部などを見て診察するので、必要ないのだと思われます。

病院で行われる治療法(止血法)は、主に下記の2つです。

・パッキング

患者さんの鼻に、清潔な詰め物をする方法です。

詰め物は、短冊状に切ったガーゼにワセリンを塗布して血管収縮作用のある薬剤を薄めたものを垂らして作られます。

それをキーゼルバッハ部位に向けて挿入して、圧迫し続けます。

・レーザー治療

レーザーでキーゼルバッハ部位を焼いて、毛細血管からの出血を防ぎます。

レーザー治療というと大掛かりなイメージがあるかもしれませんが、処置は30分程度で終わり入院の必要もありません。

痛み止めのガーゼを入れた後に軽く焼く程度なので、痛みは殆ど感じないそうです。

健康保険が適用され3割負担の場合は、片方の鼻で3000円前後の費用で済みます。


「鼻血なんて、誰でも出るものだから大丈夫。」などと思わずに、気になる事があれば直ぐに病院を受診してくださいね。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿