子供の耳垢をピンセットで取る時にすごい塊で耳掃除を嫌がる時にはどうしたらいい?

目安時間:約 5分

子供が幼い間は、大人が耳掃除をしてあげますよね。

その際、定番の綿棒や耳かきの他に、ピンセットという選択肢があります。

当然ですがメリットもデメリットもあるので、詳しく見ていましょう。

また、子供が耳掃除を嫌がった時のコツもお伝えします。

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子供の耳垢をピンセットで取る時に気を付けることは?

先ずは、耳垢がどんなものなのか説明します。

耳垢とは、耳垢腺という外耳道に器官から出る分泌物が、空気中の埃・塵、剥がれた古い皮膚などと混ざり固まって出来るものです。

耳には自浄作用があるので、耳垢は自然に外に押し出されます。

耳垢が作られる部分のうぶ毛の働き・会話や咀嚼などの顎の動きが、それにあたります。

耳垢には殺菌作用や皮膚を保護する働きがあるので、垢といっても不要なものではありません。

とはいえ、放置して溜まり過ぎるのは問題です。

通常は綿棒で耳孔付近を拭ってあげるだけで十分ですが、大きな塊を見付けた時はピンセットがおすすめです。

ですが、子供は鼓膜までの距離が大人よりかなり短いので、深追いすると鼓膜を傷付けてしまう危険性があります。

出来るだけ耳孔付近まで出て来るのを待ってから、する様にしてください。

おすすめは、耳用ルーテェピンセットと耳鏡のセットです。

手元で先端が隠れない様にカーブした形のピンセットと、耳の奥を覗ける耳鏡のセットです。

口コミでも、傷付けずに上手に耳掃除が出来て良いと好評だそうですよ。

1500円程度で買えるので、お手軽なのも良いですね。

子供の耳垢がすごい塊になってしまったらどうすればいい?

耳垢は、溜まり過ぎると塊になっていきます。

自宅でピンセットなどを使って取り除ければそれで良いのですが、取れずに耳垢が外耳道全体を占めてしまうと、耳垢栓塞になってしまいます。

軽度であれば、耳の中に何かが詰まっているような感覚や普段より少し聞こえづらいなどの違和感を覚える人もいますが、殆どが無症状です。

完全に塞がってしまうと、上記の違和感を強く感じる様になります。

痛みを感じる事は無いそうなので、閉塞感や聴力の低下を見逃さない様に心掛けましょう。

耳垢栓塞は、耳鼻科での治療が必要になります。

耳垢鉗子や吸引管を使って取るのが主な治療法ですが、耳垢が硬そうな時や量の多い時などは前処置が必要です。

耳垢水という耳垢を柔らかくする薬が処方されるので、それを家で何回か付けて耳垢を柔らかくするのです。

それから、耳鼻科で除去してもらいます。

量があまりに多かったり、除去の際に痛みを伴う場合は、数回に分けて除去する場合もあります。

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子供が耳掃除を嫌がる時に上手にやる方法は?

耳掃除を好む子もいれば、嫌がる子もいます。

嫌がる場合はじっとしていられずに身体を動かしてしまわうと耳に傷をつけてしまうので心配ですよね。

子供が動きにくい安全な状況を作ってから、耳掃除をしてあげましょう。

3歳以下の子供なら、バスタオルやタオルケットで体を包み込み手足が動きにくい状態を作ってから耳掃除をすると、比較的安全に行えます。

それ以上の子供であれば、人形やぬいぐるみや本など、子供が好きなものを持たせて意識を其方に集中させる様にしながら、ゆっくり耳掃除を行いましょう。

お父さんが膝の上にお子さんを乗せてテレビを見たり本の読み聞かせなどをしている間に、お母さんが耳掃除をする・・という連係プレーも有効です。

どんな方法でも子供が耳掃除を嫌がってしまう場合は、耳鼻科を受診して耳掃除をしてもらいましょう。

耳鼻科の先生であれば、嫌がる子供の対応にも慣れていますし、専用の機器を使って安全に綺麗に耳垢を取り除いてくれます。

また、その際に耳の状態を診てくれるので、何か異常があれば早期発見に繋がります。


如何でしたか?

子供が大きくなるまでは、専門家に頼る事も考えつつ上手くやっていきたいですね。

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