子供が幼い間は、大人が耳掃除をやってあげますよね。
しかし、慣れていないと「いつからやっていいの?」「上手くやる方法は?」など、疑問に思う事があるでしょう。
はじめてだと不安ですよね。
今回は子供の耳かきはいつからやってもいいのかを詳しく見ていきましょう。
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子供の耳掃除は、いつから行えば良いのでしょうか?
実は、いつから始めないといけないという決まりはありません。
耳には、咀嚼・会話などによる顎の動きや産毛の働きによる自浄作用があり、耳垢は自然と耳穴から外に出てくる仕組みになっているからです。
なので、生まれてから暫くの間は行う必要はないと言われています。
しかし、子どもの耳の中に黒い大きな耳垢を発見したら、耳掃除を行いましょう。
その耳垢は、お母さんのお腹の中にいた時の羊水が固まったものです。
羊水が耳の中に残っている状態が続くと、黒い耳垢になるのです。
それ以外にも、耳穴の近くに耳垢を見付けた時は、綿棒などで優しく掃除してあげる様にしましょう。
基本的に、この程度の掃除で十分です。
(何もしなくて良い、という見解もあります。)
子供によっては、外耳道が狭くなっていたりして耳垢が溜まりやすい場合があります。
その状態は聴力にも影響が出るので、耳垢がごっそり溜まっているのを見付けたら、耳鼻科を受診するのをおすすめします。
子供が耳掃除を嫌がっていると、上手く出来るか・急に動かないかなど、心配になりますよね。
そんな時は、次の3つの方法を試してみてください。
①バスタオルやタオルケットなどで身体を包む
1~3歳程度の小さな子供の場合は、身体を動かしにくい状態を作る事で、耳掃除を安全に行える可能性が高まります。
②好きなものに意識を集中させる
子供にお気に入りの人形・ぬいぐるみ・本などを持たせて、そちらに意識を集中させる様にしながら、ゆっくり耳掃除を行いましょう。
寝ている時にするなど、子供に耳掃除を意識させないのもおすすめです。
③連携プレーをする
1人では難しいという場合は、先ずお父さんが膝の上にお子さんを乗せてテレビを見せたり本の読み聞かせをして、その間にお母さんがそっと耳掃除をする、というのも手です。
どの方法を試しても、子供がどうしても嫌がって上手く出来ない場合は、耳鼻科で掃除してもらいましょう。
耳鼻科の先生は対応に慣れていますし、専用の道具を使って安全かつ綺麗に耳掃除をしてくれます。
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耳に自浄作用があるとはいえ、顎の動きが少なかったり外耳道が狭かったりする場合は、放置していると耳垢塞栓になってしまう可能性があります。
耳垢塞栓の主な原因は、次の3つです。
①複雑耳垢
耳垢が上手く排出されずに、耳の奥に溜まってしまった状態です。
②外耳炎
外耳道と呼ばれる鼓膜から耳孔までの部分が、炎症してしまうのが外耳炎です。
痛みや痒みが現れ、悪化すると膿の様な液体が出てきます。
その液体が耳の中で固まると、耳垢塞栓が引き起こされてしまうのです。
③外耳湿疹
外耳湿疹とは、外耳道に起こる湿疹の事です。
外耳湿疹は痒みを感じるので耳を弄ってしまう場合が多く、その結果として外耳炎を引き起こし耳垢塞栓にまで繋がってしまうのです。
因みに、間違った耳掃除の仕方でも耳垢塞栓になってしまうので、注意が必要です。
耳垢塞栓は、音が聞こえにくくなったり痒みや眩暈を引き起こします。
子供がその様な症状を感じていると思ったら、耳鼻科を受診しましょう。
耳掃除は、こうするべきと一概には決められません。
子供の耳の状態を見ながら、その都度決めてあげましょう。
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