子供 足 臭い 病気

幼稚園や学校などから子供が帰ってきた時に、「足が臭い！」と感じた事はありませんか？

その時に「遊び回って汗をかいているし、靴も汚してきているから仕方ない・・。」で済ませていませんか？

その足の臭い、実は病気かもしれませんよ。

詳しく見ていきましょう。

子供の足があまりにも臭いのは何か病気なの？

足が臭くなる主な原因は、雑菌が繁殖してしまう事です。

雑菌の繁殖＝病気という訳ではありません。

雑菌は、主に以下の様な要因で繁殖します。

●多量の汗

子供は大人に比べて新陳代謝が活発な場合が多いので、大人よりも多量の汗をかく傾向があります。

汗をかいて靴や靴下が湿った状態のままでいると、細菌や真菌※が繁殖しやすくなり、悪臭を放ってしまうのです。

※真菌(しんきん)・・ カビの仲間の総称で、原虫よりは小さく 細菌よりは大きい。

サンダルやミュールなどは通気性が良いのであまり問題はありませんが、スニーカーやブーツなどは足の温度が上昇しやすいので多量の汗をかく事になってしまいます。

●汚れた靴

同じ靴を間を空けずに何度も履いたり、長期間洗っていなかったりすると、足から出た汗や垢などが靴の中に溜まっていき、菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

●伸びた爪

あまりにも伸びた爪を放置していると、爪の間に埃や垢などの汚れが溜まりやすくなり、菌が繁殖してしまう可能性があります。

これらを改善しても足が臭い場合には、病気の可能性を視野に入れましょう。

子供の足が臭い時には病院で相談したほうがいい？

先ずは、自宅で出来る足の臭いの対処法をいくつか紹介します。

●足を清潔にする

子供が帰ってきたら、石けんやボディソープなどを使って足をしっかり洗います。

指の股や爪の間など、隅々まで洗う様にしましょう。

●靴を複数用意する

同じ靴を何日も履き続けると、湿気が抜けにくくなり靴の中が湿ってしまうので、出来るだけ連続で履かない様にしましょう。

また、靴が汚れていると臭いは改善されませんので、足の臭いや靴の汚れが気になる時にはこまめに洗う様にしてください。

●足の爪を手入れする

足の爪の間は雑菌が繁殖しやすい場所だと言われているので、爪を伸ばし過ぎない様にしましょう。

やすりで削ったり爪切りで切ったり、こまめに手入れしましょう。

●制汗スプレーを吹き付ける

足の臭いと雑菌の繁殖を、同時に抑える事が出来ます。

同様の効果が期待出来るミョウバン水もオススメです。

《ミョウバン水の作り方》

ペットボトルに１５ｇのミョウバンと５００ｍｌの水道水を入れて、よく振ってから一晩置けば完成。

これらの方法を行っても臭いがとれない場合には、医師に相談してみるのが良いでしょう。

足が臭い時にいく病院は何科にいけばいい？

足の臭いがしつこく続く場合は、多汗症の可能性があります。

人間が汗をかくのは基本的に体温調節をしている時ですが、多汗症になると体温調節をしていなくても汗をかいてしまう様になります。

ある特定の場所だけ汗をかくという場合もあり、足の裏にだけ過剰な汗をかいてしまうのは足蹠（そくせき）多汗症と呼ばれています。

気温が高い訳でも運動している訳でもないのに汗をかいてしまうなどの症状がある場合は、皮膚科を受診してみましょう。

多汗症は精神的なストレスが原因の１つであると言われているので、リラックス出来る環境を作ってあげる事も大切です。

また、水虫にも注意しましょう。

足が臭くなる原因も、水虫になる原因も、どちらも高温多湿と菌だと考えられているので、足が臭いのは水虫になりやすい状態だといえます。

因みに、水虫の原因菌である白癬菌（はくせんきん）自体は、臭いを発しないそうです。

足が臭うだけでも看過出来ませんが、それが病気に繋がっていると思うと更に看過出来ないですね。

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如何でしたか？

足の臭いで子供が嫌な思いをしない様に、正しい対処をしてあげたいですね。