帯状疱疹 塗り薬 市販

帯状疱疹と聞いても、何かよく分からない方も多いと思います。

帯状疱疹とは、水疱瘡と同じウイルスが原因で発症する感染性の皮膚疾患です。

ここでは対処法について、詳しく説明していきます。

帯状疱疹の塗り薬は市販で買える？

帯状疱疹の多くは、身体の一部にピリピリやチクチクとした痛みを感じる事から始まります。

そして、痛みを感じた場所に少し盛り上がった様な赤い湿疹＝紅斑が出来ます。

(その湿疹が帯状に広がるので、帯状疱疹と呼ばれています。)

その後、水疱→膿疱(水疱が膿んだ状態)→痂皮(かさぶた)と進んで約３週間で治ると言われていますが、その間にも痛みは続きます。

治療が遅くなると入院や点滴の必要性も出てくるので、早期の治療が重要になります。

早期の場合は、ゾビラックス・バルトレックス・ファムビルと呼ばれる抗ウイルス薬のいずれかを服用するのが主な治療法です。

効果に差はありませんが、それぞれに下記の様なメリットとデメリットがあるので、自分に合ったものを選びましょう。

ゾビラックス：値段〇・服用回数×・飲みやすさ△

バルトレックス：値段△・服用回数〇・飲みやすさ×

ファムビル：値段×・服用回数△・飲みやすさ〇

上記の薬の補助として、ゾビラックスやアラセナAなどの塗り薬を使用する場合がありますが、処方箋が必要なので市販では買えません。

帯状疱疹の塗り薬の塗り方は？

適量を１日数回、患部に塗布するのが通常です。

(実際に使用する場合は、指示された用法用量に従ってください。)

手指を綺麗に洗ってから、症状の出ている部位にのみ、撫でる様に伸ばして塗ってください。

この時、擦らない様に注意してください。

ガーゼに適量を取って、患部に貼布する方法もあります。

塗り直す時は、どちらの場合もそのまま塗ってください。

患部に残っている薬を、拭き取ったり洗い流したりする必要はありません。

塗り忘れた場合は気が付いた時に直ぐに塗るべきですが、次に塗る時間が近い場合は２回分を一度に使う事になってしまうので塗らないでください。

(多く使用してしまった場合は、医師や薬剤師に相談する事をおすすめします。)

余談ですが、ゾビラックスやアラセナAが市販で買えないといっても、効果のある薬が市販で買えないという訳ではありません。

アラセナAと同じ成分のアラセナSという塗り薬は、市販で買えます。

成分が同じなので効果は期待出来ますが、口唇ヘルペスにしか使用しない様にと決められています。

なので、帯状疱疹の疑いがある時は病院を受診する事をおすすめします。

帯状疱疹がかさぶたになっても塗り薬は必要？

最初の方で書きましたが、湿疹がかさぶたになるのは完治が近い証拠です。

なので、治療期間の目安である７日間を待たずに目立った症状は治まる場合もあります。

ですが、内服薬にしても塗り薬にしても、自分の判断で使用を中断・中止しないでください。

症状が治まってきていても、体内ではウイルスが生き残っている可能性があるからです。

帯状疱疹の原因菌である水痘・帯状疱疹ウイルスの活動は、過度のストレスや過労や加齢などが原因です。

体内にウイルスを潜伏させたままでは、それらの原因で免疫力が低下した際に再発する可能性があります。

高齢になってからの発症や再発では、帯状疱疹後神経痛※に繋がる可能性が高いです。

※湿疹が治った後も数ヶ月に亘り痛みだけが残ってしまう状態で、神経の損傷が激しい場合に起こりやすいので回復の早い若年者より高齢者の方に注意が必要。

薬の使用に関しては、必ずお医者さんの指示や説明を守りましょう。

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ここまで対処法を書いていきましたが、帯状疱疹は免疫力が低下しない限りは発症しないと言われています。

食生活や生活習慣を見直して、健康的な生活を送る様にしましょう。