赤ちゃん 頭皮 赤い

赤ちゃんの肌は綺麗で滑らかなイメージだと思いますが、柔らかく繊細なのでトラブルに見舞われやすいです。

特に頭皮は新陳代謝が活発で汗や汚れが溜まりやすいので、その傾向が顕著に見られます。

詳しく説明していきます。

赤ちゃんの頭皮が赤いけど何なの？

赤ちゃんの頭皮が赤くなっているのを見付けたら、心配になりますよね。

「病院に行こう！」と思うかもしれませんが、ほんの少しの刺激でダメージを受けているだけかもしれません。

先ずは、以下の様な事に心当たりが無いか確認してみましょう。

・洗う時の刺激

最初に書いた様に、赤ちゃんの肌は柔らかく繊細です。

更に大人と比べて何倍も薄いので、力を入れて洗っているつもりでなくても刺激になっている可能性があります。

力を入れずに指腹で優しく洗いましょう。

力加減が難しいと思う方は、洗うというより撫でるというイメージを持ってください。

・シャンプーの刺激

赤ちゃん用なら何でも良いと思って成分を確認せずに使ったり、薄めれば大丈夫と思って大人用を使ったり、そんな事をしていませんか？

何度も言いますが、赤ちゃんの肌は柔らかく繊細です。

拘りを持ってシャンプーを選んでください。

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赤ちゃんの頭皮に赤い湿疹ができているけど大丈夫？

赤くなっているだけでなく湿疹が出ているなら、乳児脂漏性湿疹の可能性があります。
 
乳児脂漏性湿疹とは、生後３ヶ月～１歳程度の赤ちゃんの半数以上が発症するとされている皮膚の病気です。

生まれたばかりの赤ちゃんは母親の女性ホルモンの影響で皮脂が盛んに分泌されていますが、毛穴が未発達なので皮脂が詰まってしまいます。

そして、皮脂の分泌が落ち着いてきた頃に急激に乾燥肌に近付きます。

この皮脂の過剰分泌と乾燥が、乳児脂漏性湿疹の大きな原因です。

常に清潔にして十分な保湿をしていれば、基本的には自然治癒します。

また、汗疹(＝あせも)の可能性もあります。

汗疹とは、大量にかいた汗が原因で汗管が詰まる事で発症します。

詰まる場所によって、水晶様汗疹・紅色汗疹・深在性汗疹の３つに分類されます。

水晶様汗疹は自然治癒しますが、紅色汗疹はステロイドの外用薬で治療し、深在性汗疹は高温を避け涼しい環境で生活して自然治癒を待ちます。

汗疹に細菌感染が加わると膿疱性汗疹になり、抗生剤の全身投与で治療します。

赤ちゃんの頭皮が臭いのは放っておいていいの？

赤ちゃんの頭皮が臭いのは、汗が原因である事が多いです。

汗をかいて放っておくと、その汗が乾くまで臭いの元になる雑菌が繁殖しやすい状態になります。

乾燥すれば雑菌は殆ど死滅しますが、臭いの元として残ってしまいます。

また、大量の汗をかくと汗腺が詰まりやすくなります。

汗腺が詰まると細菌が繁殖しやすくなり、その細菌が臭いの原因になります。

下記は赤ちゃんが大量の汗をかくとされている主な理由です。

・汗腺の数

赤ちゃんは大人より身体が小さいですが、汗腺の数は大人と同じ程度あります。

なので、大量の汗をかいている様に見えます。

・汗腺の状態

赤ちゃんの汗腺は未熟なので、まだきちんと機能していません。

汗を通す事で発達させて、きちんと機能する様にしています。

・発汗機能の状態

大切な脳を発汗によって冷やして守る為に、発汗機能が活発になっているそうです。

汗が原因の場合は清潔にするのが一番の解決策ですが、だからといって一日に何回も頭を洗うのは止めましょう。

必要な皮脂まで洗い流されて、頭皮が乾燥してしまいます。

頭を洗うのは１日１回で十分です。

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如何でしたか？

赤ちゃんの肌はデリケートなので、優しく対処してあげてくださいね。