皆さん、人の足の裏は1日につきおよそ200ccの汗をかいているという情報をご存知ですか?
足の裏に汗をかいている自覚がない方も多いようですが、足の裏のムレがお悩みの方もたくさんいらっしゃるかと思います。
そこで、冬でも足の裏に汗をたくさんかく原因や治療の仕方について、本日はお伝えしたいと思います♪
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先ほどもチラッとご紹介しましたが、1日におよそ200ccの汗をかいていると言われている足の裏、そもそものところ汗をかきやすい場所なんですね。
人間にとって汗は生命維持に欠かせないといっても過言ではなく、体温調節に必要なもので、特に足の裏には汗腺がたくさんあり、体にこもった熱を放出する場所でもあるんです。
逆に、汗をまったくかかないという方が、何かしらの異変が体で起こっている可能性が考えられるので、健康チェックにもいいと言えますね。
したがってこのことより、たとえ冬だとしても季節を問わず足の裏は汗をかく場所であるということがわかりますね。
足の裏は汗をかく場所であるということがわかりましたが、汗によって発生するにおいがきになったりムレていたりすることが悩みであるという方も少なくないと思います。
では、足の裏にたくさん汗をかくことは何かしら病気にかかっているという可能性は考えられるのでしょうか?
汗をたくさんかく原因、説明してまいりましょう!
①冷え性であること
冷え性ってことは足先が冷たいから、汗なんてかいていないんじゃないの?と思う方が多いと思いますが、実は、足先が冷えていることで体が体温調節しようと血液を足先に送り出し、血液が循環することで熱を発してそれが汗につながっているんです!
②1日の大半靴を履き過ごしていることからムレてしまっていること
靴を履きっぱなしで行動していると、通気性の悪い靴なら特にムレてしまい、大量の汗が出てしまいます。
さらに、汗は靴の中で逃げ場がないため蒸発できず、もっと熱が発生して汗をかくという悪循環となってしまいます^^;
冬は通気性の悪いブーツをよく履く方も多いでしょう。
このことから、足の汗は冬でもたくさんかくということがわかりますね><
通常であれば、足裏に汗をかく要因としてはこの2つが挙げられていますが、病気である可能性も考えられています。
③多汗症であること
体温に関係なく、交感神経が機能せずに汗が大量に発生している状態を多汗症と言いますが、緊張感や不安感などといった精神的な要因やホルモンバランスの乱れなどが引き金となって引き起こされることが多い病気です。
全身に汗をかく場合は全身多汗症、手や足など一部分を中心に汗をかく場合は局部多汗症といい、特に、足の裏に異常に汗をかく場合は「足蹠多汗症」または「足底多汗症」と呼ばれています。
日本人の7人に1人がこれにあたると厚生労働省より発表もされているくらいなので、多汗症にかかっている方はそう少なくないということがわかりますね。
それだけ悩んでいる方も多いということですが、治療の仕方にはどのような方法があるのでしょうか?
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治療に関しては、足の裏に汗をかく原因をつきとめ、それぞれの要因にあった対策をとることが大切となります。
前項の①が要因となっている場合、冷え性対策が必須となります。
ショウガ湯を飲んだり湯たんぽを使用したり5本指の靴下を履いたり、血行を良くするために角質のケアを行ったり適度な運動をしたりと、冷え性が改善されるよう努力してみてください。
ちなみに、足の角質をケアしてきれいに保つことで、冷え性対策になるだけでなく、気になるにおいも解消されるので、角質ケアはおすすめですよ^^
次に、②が要因となっている場合は、靴を長時間履いているのは仕方ありませんから、なるべくムレないような靴や靴下選びをしてください。
通気性の良いものを選択し、同じ靴を毎日連続で履かないようにし、できるだけローテーションして靴を履いていきましょう。
翌日は靴もリセットされているだろう・・・と考えるのは間違いです。
翌日も靴の中にはまだ湿った空気が閉じ込められていて、しっかり乾いた状態でないことが多いです。
なので、毎日同じ靴は履かないようにしましょう!
靴下は5本指のものがおすすめです。
指の間に汗や湿気が溜まりにくいので、ムレることを防げますよ^^
また、靴下やストッキングの替えを持ち歩くとさらに良いと思います。
最後に、③が要因となっている場合、まずは多汗症の原因となる緊張や不安を取り除いてあげることから始めましょう。
精神バランス・ホルモンバランスの乱れが大量の汗という症状になって表れますから、それらの引き起こしている緊張感や不安感を解消しましょう。
気にしすぎることも良くありませんから、「汗をかいても大丈夫!!」くらい余裕をもっていた方が安心感を得られるかもしれませんね^^
それと合わせて、足の裏の汗対策を講じましょう!
例えば、先ほども紹介したようにムレにくい靴を選んでおいたり、ローテーションで靴を履き替えたり、予備の靴下を持っておいたり、対策をしておくと安心できますよね^^
冷え性対策のように、あたたかい飲み物を飲んだり適度な運動をしたりすることも、リラックスすることにつながると思います♪
それでもどうしても気になる場合、根本から治療したいという場合は、多汗症専門医のいる医療機関へ行きましょう。
皮膚科を受診するか、精神的な要因が大きい場合は心療内科を受けてみてもいいと思います。
多汗症に対する治療の多くは、塩化アルミニウム外用を塗布することです。
費用も低価で市販でも販売されているお薬ですが、副作用としてかぶれやかゆみなどの炎症を起こすパターンもあり、見た目が気になってしまう方もいらっしゃると聞きます。
他の治療法としては、電流で汗孔をつぶすイオントフォレーシス療法、汗の分泌を行うアセチルコリンという成分の働きを抑制するボトックス注射、腰にある交感神経に働きかける腰部交換神経節ブロック、汗の分泌を行っている神経伝達物質の働きを抑制する抗コリン内服薬などがありますが、塩化アルミニウム外用と同様、それぞれの治療法に関して副作用の有無や治療期間、費用の問題などがありますので、専門の先生とよく相談して治療法を決めていきましょう。
足の裏の汗についてお話してまいりました。
足の裏は汗をかく場所なので、そこまで気にしすぎることはないと思いますが、においやムレが気になったり異常な量の汗をかいていたりする場合は、いろんな対策を行ったり専門医に相談したりしてくださいね。
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