1歳の子の手の甲にぶつぶつができるのは手づかみ食べをするから湿疹ができるの?薬はつけてもいいの?

目安時間:約 5分

箸やフォークを上手く使えない子供は、手づかみで物を食べたりしますよね。

見る分には可愛らしい行為ですが、それが手の甲のぶつぶつの原因になっているかもしれません。

詳しく見ていきましょう。

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1歳の子の手の甲がぶつぶつなのは何?

子供の手の甲のぶつぶつは、次の3つの病気が大きな原因だとされています。

●突発性発疹

生後4ヶ月〜1歳あたりの時期に多く見られるのが特徴です。

症状としては、先ず急に高熱が出ます。(知恵熱と呼ばれています。)

高熱は3~4日程度で治まり、その後で赤い丘疹が全身に出ます。

その赤い丘疹も3~4日程度で治まり、痕が残る心配はありません。

●水痘(水疱瘡)

体の一部分に、赤い丘疹が出ます。

それは、3日目をピークに全身に広がっていきます。

1週間程度で治まりますが、痕が残る可能性があるので医師の指示に従って患部をケアしましょう。

高熱が出るケースも出ないケースもあります。

●麻疹

発熱・倦怠感・咳・鼻水などの症状が3~4日間に亘って現れます。

その後で平熱に戻りますが、次は高熱が3日程度続き赤い丘疹が全身に見られる様になります。

1週間程度で治まっていきます。

これらに当て嵌まらない、主に手づかみ食べをする事によってぶつぶつが出る場合もあります。

それは、異汗性湿疹です。

手づかみ食べすると湿疹みたいのが出るのはどうして?

異汗性湿疹(別名:汗疱状湿疹・指湿疹)とは、汗を大量にかいた所為で汗腺から出し切れずに残り、その残った汗が溜まって水ぶくれになる皮膚疾患です。

子供は大人より代謝が良いので、汗を大量にかきます。

ただでさえ汗でぶつぶつが出来やすい状態になっている手で食べものを触ると、ぶつぶつが出来る要素を上乗せしている事になります。

また、子供の肌は大人より柔らかく薄くデリケートなので、キウイフルーツやパイナップルなどでもぶつぶつが出来る事があります。

それは、ブロメラインという分解酵素が原因です。

ブロメラインは、消化不良を解消したり炎症を抑えたり関節痛の痛みを和らげるてくれたり、様々な効果があります。

なので軟膏やサプリメントで活用されていますが、子供には強過ぎる場合があります。

また、手づかみ食べの後はウエットティッシュで手を拭く事があるとおもいますが、ウエットティッシュに含まれるアルコールもぶつぶつの原因になり得ます。

なので、手づかみで食べてしまった後は水で洗い流しましょう。

食べものや水が残っていると、それもぶつぶつの原因になり得るので、綺麗に洗ってしっかり拭き取りましょう。

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手の甲がかぶれたときにどんな薬がいい?

症状が軽い場合は、しっかり保湿する事が大事です。

おすすめ商品はワセリンです。

ワセリンと聞くと、『Unilever・ユニリーバ』のヴァセリンを思い浮かべる方も多いと思いますが、それは黄色ワセリンです。

黄色ワセリンは精製度が低いので、子供や顔への使用はあまりおすすめしません。

ワセリンの分類は、以下の通りです。

黄色ワセリン<白色ワセリン(黄色ワセリンを精製したもの)<プロペト(白色ワセリンを精製したもの)<サンホワイト(プロペトを精製したもの)

子供に使いたい場合は、サンホワイトはオススメです。

【おすすめ商品】 日興リカ サンホワイトP-1

症状が重い場合は、病院を受診して薬を処方してもらいましょう。

・ステロイド外用剤(副腎皮質ホルモン剤)

湿疹の炎症を鎮静化してくれる薬です。

あくまで抗炎症作用が期待されるもので、手荒れ自体を治す薬ではありません。

なので、薬を処方されたからといって頼り切るのではなく、保湿と刺激からの防御も同時進行で行うのが重要です。


意外なものが原因だと思った方も居るのではないでしょうか。

何が原因でも、正しい対処をしてあげたいですね。

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