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子供が火傷をして患部が赤くなっている場合、応急処置や受診はどのようにすれば良いのでしょうか？

常備出来る薬やその他のものは何でしょうか？

今回は、家庭で先ず出来る処置や、直ぐに病院に行くべきかどうかの判断について検証していきます。

本当は起こってほしくない状況ですが、小さい子供では起きやすい事ですから、冷静に判断して処置しましょう。

では、さっそく見ていきましょう。

子供がやけどを指にしたらまずすることは？

ストーブを触った・熱湯がかかったなど、手や指に火傷を覆った場合先ずしてほしい事は以下のような点です。

①患部を2分～5分冷やす

流水や氷水で火傷を覆った部分を冷やします。

冷たくて痛くなったら、少しの間外に出して、温まったらまた冷やします。

これをするかしないかで、傷跡が残るか残らないかが左右される事もあります。

②水膨れが出来ているかどうか確認

火傷が深くなってしまったら水ぶくれが出来る事があります。

この水疱は出来るだけ、小児科や皮膚科を受診して処置してもらいましょう。

また、水膨れは２～3日後に表れる場合もありますから、気を付けて見てあげましょう。

③皮膚が黒くなっていないかどうかを確認

「低温火傷」の場合など、一見軽い火傷だと思っていた所が、実は深い火傷である場合があります。

数日経った後に皮膚が黒くなっていたら、皮膚の奥の方まで火傷している場合があり、二次感染など後遺症も心配されます。

熱湯よりも、油や火、ヒーターの低温火傷の方が重症化しやすい事を覚えておきましょう。

子供のやけどが赤い状態の場合はどれぐらいの程度なの？

火傷には3段階あると言われています。

レベル1

・赤みが出て、ヒリヒリする。

・皮膚の表皮の部分が熱で火傷を負った状態

・様子を見て、痛みが強いようであれば受診して軟膏をもらいましょう。

レベル２

・赤みと水膨れが出る軽度のものから、びらんや潰瘍を生じさせる深刻なものまであります。

・表皮と真皮上層～深層部分までの火傷です。

・水膨れを取り除き、後遺症を治すまでに2週間～1ヶ月かかる事もあります。

・初期の段階で受診して医師に指導を仰ぐことが必要でしょう。

レベル３

・皮下組織まで火傷して傷口が白くなって見えます。

・患部が赤くなる事はなく、ケロイド状態になってしまいます。

・傷跡は高い確率で残り、病院での治療が必要です。

子供の火傷は、症状がひどくなりやすいと言われていますが、皮膚の回復力も優れているため、痕が残らないようにキレイに治りやすい事も知っておきましょう。

熱くて泣いている子供を見ると心が痛みますが、「直ぐ良くなるからね」と励ましてあげましょう。

子供のやけどで病院にすぐに行かないといけない場合は？

直ぐに病院に行くべきか様子を見るべきかは、その場の判断にかかってきます。

レベル2やレベル3の症状であれば、出来るだけ早く受診が必要かもしれません。

レベル1の火傷でも、子供が泣き止まない・火傷の範囲が広いなどの理由であればすぐに受診をした方が良いでしょう。

病院に行くまでの間には、以下のような点に気を付けましょう。

①服装

体を冷やさないように温かい毛布などで包んであげましょう。

着替えなくても大丈夫です。

②予備の衣類

火傷の部分によっては衣類を切り取り処置する必要がある場合があります。

予備の服を持っていきましょう。

③皮膚が衣類にくっついている場合

皮膚を剥がさないようにそのままで流水で冷やしてから、タオルなどで包んで受診します。

保冷剤があれば移動中に冷やして直ぐに受診する事が出来るでしょう。

普段から準備しておきたい火傷の対策グッズ

・保冷剤（冷凍庫に作っておく）

・清潔なガーゼ

・包帯

・キレイなタオル（濡らして患部を冷やします）

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火傷は痛みを伴う危険な怪我です。

予防にも心掛けて、お鍋の柄はいつも手前からやや横向きに変えるなどの工夫をしましょう。

また、子供が危険に近付かないように教えられる事も大事です。

何でも好奇心がある年代かもしれませんが、触ってはいけない・触ると危険をシッカリ教え込みましょう。

お大事にしてくださいね。