子供が「脚が痛い!」と言い出したら、心配になりますよね。
ですが、何科で診てもらえば良いのか分からないと、病院へ行くのを躊躇ってしまう人も居るでしょう。
詳しく説明していきます。
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子供の脚の痛みは、成長痛である事が多いです。
成長痛とは、膝・ふくらはぎ・足首などの下肢に不定期で出る痛みの事です。
3~8歳頃の子どもに多く見られます。
夕方や夜間に泣き出したり不機嫌になる程の痛みに襲われ、翌日には何事も無かった様に元気になるのが特徴です。
成長痛という名前の通り、身体が成長している過程で痛みが出ていると思っている方が多いですが、実は違うそうです。
はっきりとした原因は不明ですが、子供の未熟な下肢が日中の活動で溜まった疲労を痛みで訴えている・心理的ストレスによる影響が身体の不調という形で現れている、と言われています。
成長痛の場合は組織が異常を来している訳ではないので、病院での治療は必要ありません。
家庭でマッサージしてあげたり温湿布を貼ってあげたりしながら、スキンシップを図るのが重要です。
痛みが続いたり足を引きずっているなら成長痛ではない可能性が高いので、病院を受診しましょう。
詳しくは後述します。
成長痛の場合はストレッチや整体も効果的なので、整骨院を受診しても良いです。
●カウンセリング
痛みの根本原因を見付ける為にカウンセリングをします。
●検査
カウンセリングでは分からない、患者に自覚の無い症状が無いか探します。
●整体
筋肉の緊張を緩和して再発しにくくする為に、負担のかかる動作と姿勢の改善をします。
足首・膝・股関節・骨盤・背骨の調整をしたり、正しい姿勢・動作の為のセルフケアをレクチャーしたりします。
また、家で簡単に出来る成長痛が早く治まると言われているストレッチもあります。
それぞれのストレッチは、左右の脚それぞれ10~20回を目安に15~20秒間ぎゅーっと力を入れ続けるイメージで行なってください。
①子供を仰向けに寝かせてください。
②足首を反り返してください。
③脚を持ち上げて膝を伸ばしてください。
④子供をうつ伏せに寝かせてください。
⑤足首を反り返してください。
⑥膝を曲げて太腿を持ち上げてください。
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●オスグッド
正式名称はオスグッド・シュラッタ―病です。
スポーツ障害の1つで、10~15歳の成長期の子供に多い病気です。
膝の皿の下にある骨が激しい運動を繰り返す事で徐々に突き出していき、痛み・発熱・腫れなどの症状が出ます。
●骨肉腫
骨の癌と呼ばれている、骨に出来る悪性腫瘍です。
10~20代の若い世代で発症する確率が高いと言われています。
最初に軽い痛みが現れるので、筋肉痛と間違えやすいそうです。
●ペルテス病
2~12歳の子供が発症しやすい病気で、股関節から太腿辺りに症状が現れます。
長時間の歩行や激しい運動などをしていないのに、足を引きずったり股関節の痛みを訴えたりします。
●むずむず症候群
脚の内部が、むずむずしている感覚や火照りや痺れに襲われる病気です。
身体の動きが停止している状態の時(就寝時など)に起こりやすいと言われています。
●第一ケーラー病/第二ケーラー病
第一ケーラー病は、舟状骨という足の甲の部分の骨の病気で、4歳頃に発症しやすいと言われています。
第二ケーラー病は、第2中足骨という足の土踏まず辺りにある骨の病気で、12~15歳頃に発症しやすいと言われています。
それぞれの箇所に腫れ・痛みなどが現れ、歩行がしづらくなります。
主な病気を紹介しましたが、他の病気の可能性もあります。
素人が判断する訳にはいかないので、気になる症状があるなら整形外科を受診してください。
知識を身に付けておいて、いざという時に子供を気遣える余裕を持てる様にしましょう。
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