暑い時季は、膝裏に汗をかきますよね。
ですが、あまりに多量の汗をかいたり暑くもないのに汗をかくのは、何か異常があるかもしれません。
詳しく見ていきましょう。
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汗をかくのは、体温を調節するのに必要不可欠な行為です。
特に膝裏の汗は、歩く・走る・しゃがむ・ジャンプなどで筋肉を使う事により発汗する汗なので、質の良いものです。
ですが、かけば良いという訳ではありません。
衣服に染み出たり椅子やシートを濡らしてしまう量は、正常ではありません。
もしかしたら、多汗症かもしれません。
多汗症とは、字の通り汗を多量にかく病気です。
「汗をかくだけでしょ?」と思う方も居るかもしれませんが、日常生活や仕事に支障をきたす場合もあります。
多汗症の原因は、交感神経の反応が過敏になっているからだと言われています。
リラックスしている時や眠っている時は副交感神経が優位になるのが正常ですが、多汗症の人は交感神経が優位になっている時が多いです。
精神的ストレス・遺伝・ホルモンバランスの乱れなどが、根本的な原因だと言われています。
他にも、バセドー病・糖尿病・結核・白血病・褐色細胞腫・末端肥大症などの病気は、多量の汗をかく症状が出る事があります。
こうした病気の場合の汗は、全身から噴き出す傾向がありますが、多汗症の汗の場合は手や足などの一部分から噴き出る事が多いです。
汗をかくだけでなく痒い場合は、あせもが出来ている可能性が高いです。
あせもは、汗腺(汗が分泌される腺)の出口が汗・埃・垢などで塞がって炎症を起こしたり汗自体が刺激になって出来るものです。
大きな原因は、汗をかいて放置しておく事です。
あせもは痒みを感じるので掻いてしまいがちですが、掻いて出来た傷に細菌が入ってしまうと、赤く腫れて膿を蓄えた多発性汗腺膿瘍(あせものより)になる事があります。
多発性汗腺膿瘍は簡単には治らず、切開して膿を除去したり抗菌薬での治療が必要になってしまいます。
そうならない為には、予防が重要です。
・汗をかいたら、こまめにハンカチやタオルで拭く。
蒸しタオルで拭くと汗腺が開いて汚れが落ちやすくなるので、より効果的です。
・汗をシャワーや入浴で洗い流す。
身体が火照ったまま衣服を着ると汗をかきやすいので、気を付けましょう。
・薄くて吸湿性のある衣服を着る。
汗をかいたら、こまめに着替えましょう。
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汗を抑える手術がありますが、そこまでする気持ちや時間や費用が無いと、躊躇ってしまいますよね。
なので、先ずは簡単に出来る対策をしてみましょう。
●リンパ腺を冷やす
首の後ろ・左鎖骨下・脇・太腿の付け根・膝裏を冷やせば、体内を駆け巡るリンパ液が冷やされるので、体温の上昇が抑まり汗も抑まります。
冷えたペットボトルやタオルを優しく当ててみましょう。
●制汗スプレーや制汗シートを使う
汗が気になる箇所に直接使います。
スプレーの方が清涼感がある場合が多いですが、外だとシートの方が使いやすいです。
おすすめは、制汗シートで汗を拭いてから制汗スプレーを吹きかける方法です。
●汗対策のサプリを飲む
身体の内側から汗にアプローチする方法です。
おすすめサプリ:ASEPPER/アセッパー
・小粒な錠剤なので飲みやすい
・美容成分も配合されているのでスキンケアにも効果的
・緑茶エキスや柿渋エキスで汗の臭いを軽減
如何でしたか?
「汗なんて拭けば大丈夫!」などと、軽く考えないでくださいね。
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