膝裏のしこりが痛くないけど気になる!何か病気のサインなの?何科にいけばいい?

目安時間:約 5分

「膝裏にしこりがある・・。」とお悩みの方は居ませんか?

たとえ痛みを感じなくても、しこり=病気のイメージもありますし気になりますよね。

しこりの原因を知って適切な対処をすれば、悩みは解決出来ます。

詳しく説明していきます。

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膝裏のしこり 痛くないけど気になるときは?

膝裏のしこりは、痛みや大きさの変化が無ければ気にする事はありません。

しかし、気にしないというのも難しいですよね。

そんな時は、リンパマッサージをしてみると解消するかもしれません。

身体にはリンパが集中している箇所が幾つかありますが、膝裏は脚でリンパが集中している唯一の箇所です。

ここをケアするかしないかは、大きな違いになります。

【膝裏プッシュマッサージ】

膝裏全体を、1回3秒を目安に押し上げます。

自分で自分の膝裏を押す時は、親指以外の指で膝を包み込む様にすると、やりやすいです。

【ボールコロコロマッサージ】

伸ばした膝裏の下にボール(握り拳程の大きさ)を入れて、上下にコロコロ動かします。

または、ボールを膝裏で挟んで、落ちない程度に曲げ伸ばししても効果的です。

もしマッサージの時間が取れないなら、足首から太腿に向かって撫で上げてみてください。

それだけでも、ある程度の効果が期待出来ます。

もし、しこりに触ったら痛みを感じる・しこりが徐々に大きくなっている、などの場合は病気を疑いましょう。

膝裏のしこりはなにか病気のサインなの?

膝裏に出来るしこりは、殆どが良性です。

《膝裏のしこりの主な原因:良性腫瘍》

●ベーカー嚢腫

中高年の女性に多く見られる病気です。

人の身体には、滑液包と呼ばれる袋状の組織があります。

滑液包は、骨・筋肉・腱などが摩擦しない様に衝撃を吸収する役割を持っています。

膝には滑液包が十数個あり、その中で膝裏にある滑液包が炎症を起こし内部の滑液が異常に増加して発症するのがベーカー嚢腫です。

ベーカー囊胞とも呼ばれています。

●脂肪腫

皮膚の下の深い場所に出来る脂肪の塊です。

脂肪腫が太腿の下部に出来た場合、膝周辺がドーム状に盛り上がります。

良性腫瘍なので治療の必要はありませんが、悪性腫瘍に転化する可能性が高い時や神経が圧迫されている場合などは、手術で切除する事もあります。

しかし、稀に悪性の場合もあります。

《膝裏のしこりの主な原因:悪性腫瘍》

実家の母はこれでした。
幸い良性だったので特に治療をしていません。

●悪性骨腫瘍

骨に生じる悪性腫瘍で、転移性骨腫瘍と原発性骨腫瘍の2つがあります。

転移性骨腫瘍(続発性骨腫瘍)は、骨以外の場所に生じた癌が骨に転移した場合です。

原発性骨腫瘍は、骨自体に癌が生じた場合です。

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膝裏のしこりは何科に行けばいい?

膝裏のしこりは様子見で済む場合が多いですが、病気の疑いがある場合や病気が心配な場合は病院を受診しましょう。

「病院に行きたいけど、何科が適切なの・・?」などと迷ってしまったら、まずは整形外科を受診するのが良いでしょう。

膝裏のしこりの原因は、整形外科の範疇である場合が多いと考えられているからです。

近くに整形外科が無い場合は、皮膚科か形成外科がおすすめです。

余談ですが、最初の項で登場したリンパの説明をしておきます。

リンパは、血管の様に全身を巡っているリンパ管・その中を流れるリンパ液・リンパ管の合流部分のリンパ節で構成されています。

血液は心臓がポンプの役割をしているので全身に流れていきますが、リンパ管には心臓の様な大きなポンプはありません。

身体の動きで起こる筋肉の収縮や弛緩、それによって生じる圧力の変化などでリンパ液を流しています。

なので、血液と比べるとリンパ液の流れるスピードは遅く、速度は一定ではありません。


如何でしたか?

個人的には、病院を受診してみる事をおすすめします。

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