物忘れの20代でもできるチェックは?ストレスが原因なの?病院に行くタイミングは?

目安時間:約 5分

「物忘れなんて、若い内は関係ない!」などと思っていませんか?

実は、20代の物忘れは意外と多いです。

ど忘れなら誰にでもある事なので心配しなくて良いですが、若年性認知症など見過ごせない場合もあります。

詳しく見ていきましょう。

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物忘れの20代のチェックはどうすればいい?

先ずは、以下の質問に『はい』か『いいえ』で答えてみてください。

1:人の名前が思い出せない。 2:『あれ』や『これ』を多用する。 3:移動しただけで用事を忘れてしまう。

4:重要な約束や予定を頻繁に忘れる。 5:料理の味付けが下手になった。 6:鍵の閉め忘れや電気の消し忘れが多くなった。

7:食事の内容ではなく、食事をした事自体を忘れる事がある。 8:車の運転中に方向が分からなくなる。

9:眠りが浅い。 10:やる気が出なかったり気分が落ち込んだりする。 11:集中力が続かない。

12:記憶が数分間飛ぶ事がある。 13:意識が一時的に朦朧とする。

いずれかの質問に『はい』と答えたと思いますが、ここで重要なのは数ではなく項目です。

1~3に当て嵌まる場合は、単なるど忘れの可能性が高いです。

4~6に当て嵌まる場合は、認知症の疑いがあります。

7と8に当て嵌まる場合は、認知症の可能性があります。

9~13に当て嵌まる場合は、うつ病や睡眠障害など他の病気が物忘れの原因になっている可能性があります。

物忘れがひどい20代はストレスが原因なの?

物忘れの原因が認知症の場合は、脳に機能的な障害や病変が生じているものです。

「なら、脳波計やMRIなどで異常が認められないなら大丈夫なんだ!」と思うかもしれませんが、そうでない可能性もあります。

それが、若年性健忘症と呼ばれる病的な物忘れです。

記憶には、保持時間の違いによって即時記憶・近時記憶・遠隔記憶に分けられます。

即時記憶の一例:電話を掛けるまでの間、電話番号を覚えている。

近時記憶の一例:知人の名前を覚えている。

遠隔記憶の一例:記念日を覚えている。

若年性健忘症では、近時記憶に問題があるケースが多い様です。

先程書いた様に単なるど忘れなら良いのですが、日常生活や仕事などに悪影響が出てしまっている状態にまでなると、ど忘れの域を超えています。

その原因として指摘されているのが、ストレスです。

一人暮らしを始めたり就職したり、20代は生活の変化が激しい事が多いので、知らず知らずのうちにストレスを感じている事が多いです。

それが、若年性健忘症を引き起こす要因になっているとされています。

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物忘れのある20代が病院に行くとしたらどのタイミング?

若年性健忘症は正式な医学的病気ではないので、生活を少し工夫すれば改善される場合が多いです。

●規則正しい生活をする

生体リズムが安定していないと、脳の調子が狂ってしまいます。

起床時間と就寝時間を一定にしたりして、脳の活動リズムを安定させる事を目指してみましょう。

●音読を10分以上する

音読をする事は、脳の活性化に繋がります。

具体的には、思考や判断を司っている前頭葉の機能が向上します。

脳に情報を入力した後、それを連続的に処理して出力するので、脳の様々な場所をバランス良く使えます。

他にも方法はあるので、自分に合った方法を探してみては如何でしょうか。

もし、日常生活にかなりの悪影響が出ていてどう対策したら良いのか分からなくなっているのなら、病院を受診してみてください。

脳神経内科・脳神経外科・物忘れ外来が専門になります。

余談ですが、若年性健忘症の原因の一端としてIT化が挙げられています。

スマホやパソコンなどに頼りすぎて脳を使わなくなっているので、若年性健忘症を引き起こしているのではないかというのです。

何かを忘れた時には思い出さなくてもメモリーを確認すれば済みますし、漢字や英語も変換してしまえば覚えていなくても使えるので、脳を働かせなくても事足りる様になってしまっているのですね。

スマホやパソコンは便利ですが、使い過ぎには注意しましょう。


如何でしたか?

これを機に、物忘れについて気に掛けていただけると幸いです。

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