手が乾燥して赤くなっている・・それは手湿疹かもしれません。
「手荒れとは違うの?」「何が原因なの?」「正しい対処法は?」など、疑問があるでしょう。
詳しく見ていきましょう。
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先ずは、手湿疹と手荒れの違いについて説明していきます。
手湿疹とは、お湯や洗剤などが原因で皮膚膜が落ちて皮膚のバリア機能が低下する事によって、水疱・痒み・乾燥などの症状が手に出る皮膚疾患です。
患部を掻いてしまい症状が悪化していく慢性湿疹・異常な量の発汗によって皮膚のバリア機能が低下していく異汗性湿疹・アレルゲンに反応する事で起きるアレルギー性接触皮膚炎などに分類されます。
手荒れとは、軽度なものから重症なものまで、手に出る症状の総称です。
つまり、手湿疹も手荒れに含まれるという事です。
「なら、ハンドクリームで保湿をしておけば大丈夫!」と思う方もいるかもしれませんが、それだけでは不十分です。
手湿疹は、簡単にいうと皮膚が炎症している状態の事です。
ハンドクリームは保湿剤で治療薬ではないので、抗炎症作用はありません。
保湿は勿論大事ですが、手湿疹を治す為にはステロイド軟膏で炎症を治しながら保湿する事が重要です。
手湿疹の症状がひどい場合は、ハンドクリームがしみる場合があります。
そんな時は、ハンドクリームを変えてみましょう。
●おすすめ商品
【井藤漢方製薬】アロエモイストクリーム アロエの成分が手湿疹に効くと言われています。
【ユースキン製薬】ユースキンA 手荒れに効くビタミンB2が配合されています。
因みに、何でもかんでも手湿疹の症状だと決め付けない様にしましょう。
実は、手白癬(手の水虫)という可能性があります。
手白癬は、手湿疹と違って菌が原因です。
その菌は白癬菌と呼ばれていて、高温多湿を好むので手には感染しにくいのですが、足白癬(水虫)に接触する事で感染する可能性があります。
主な症状は、皮膚の変化です。
赤みを帯びたり、白くなったり、厚くなったり、剥がれたりするのですが、それらが片方の手にだけ現れる事が多いのが、手白癬と手湿疹の最大の違いです。
外用薬や内服薬で治療するので、気になる症状がある場合は病院を受診しましょう。
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ハンドクリームは手をケアするものですが、肌が弱い場合やアレルギー性接触皮膚炎などの場合は刺激になってしまい、治しているつもりで症状を悪化させている可能性もあります。
また、ハンドクリームだけで済ませていて中々治らない場合、悪化している様に感じる場合もあります。
治療目的のステロイド軟膏と保湿目的のハンドクリームを、上手く併用しましょう。
●ステロイド軟膏の上手な使い方
充分な効果の得られる強さのステロイド軟膏を、1日2回(朝と入浴後)症状がある箇所にだけ塗ります。
症状が治まってきたら、効果が弱いステロイド軟膏に変更したり回数を減らしていったりしましょう。
この様な治療法を、ステップダウン療法と呼びます。
ハンドクリームとステロイド軟膏は重ね塗りせず、使う箇所を分けましょう。
●使用期間の目安
手湿疹は、適切にケアすれば1週間程度で治ります。
なので5日程度ケアしても治っていかない場合は、他の原因やセルフケアの範囲を超えている事などが考えられるので、病院を受診しましょう。
●使用上の注意
患部以外には使用しない様にしましょう。
如何でしたか?
手は頻繁に使う部位なので、特に丁寧にケアして手荒れを予防してあげましょう。
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