小脳梗塞のめまいは治るの?どんな治療をするの?

目安時間:約 5分

疲れがでて、軽いめまいを感じたことがある人もいるでしょう。

とはいえ、突然のめまいは、やはり心配なものです。

めまいの症状だけだとしても、実は脳梗塞だった、ということもあるようです。

もし、それが脳梗塞だったら、どうしたらよいのでしょうか。

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小脳梗塞でめまいが起こるのはなぜ?

脳梗塞とは、脳の血管が詰まることにより、脳の組織が死んでしまう病気です。

脳梗塞は、血管の壁が硬くなる動脈硬化や血栓が血管を詰まらせることにより起こります。

その発生部位によって現れる症状が異なり、脳梗塞が小脳で起こることを、小脳梗塞といいます。

小脳には、運動機能の調節や体の動きの学習をする、という機能があります。

このため、小脳に障害が起こると、めまいやふらつき、バランスが取れないといった症状や、手足をうまく使うことができない、などといった症状が現れます

小脳梗塞の特徴的な症状のひとつに、めまいがあります。

ぐるぐると回転したような回転性のめまいやふらつきは、小脳梗塞の特徴的な症状で、ほかにも、指先を動かすような細かい動きができなくなったり、力がうまく入れられなかったり、体をうまくコントロールできなくなる、という症状が小脳梗塞の特徴です。

小脳が運動機能の調節を担うことから、小脳への血流が滞ることによって脳梗塞が起こると、小脳の機能を十分に果たすことができなくなるために、スムーズな運動や会話、新たな体の動きを学習することが困難になるのです。

小脳梗塞からきためまいは治るの?

めまいの原因が小脳梗塞である場合、原因である滞った血流を改善させることで治ります。

逆に言えば、原因を取り除かない限り、回復しないばかりか、めまい以外の症状が出る可能性も否定できません。

一般的な脳梗塞と違い、小脳梗塞は体に麻痺が残ることは多くはないと考えられています。

小脳梗塞の早期発見と、医療機関での適切な治療、適切なリハビリテーションをすれば、回復する見込みはあると考えていいでしょう。

小脳梗塞の特徴的症状は前述したとおりですが、ほかにも、一般的な脳梗塞と同様に、吐き気や嘔吐、頭痛、意識障害とった症状が現れることもあります。

めまいが起こっても、すぐに症状が治まった場合、その原因が何なのか自己判断は難しいと思いますが、小脳梗塞による場合は、一時的に治ったとしても油断はできません。

血管のつまりの原因を取り除かない限り、再発する可能性もあります。

その際に、より重症となる可能性だってあります。

そのため、自然治癒を期待するのではなく、脳梗塞が疑われる場合には必ず医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

脳梗塞の場合は、歩行が困難になることもありますので、救急車を呼ぶなどして、人の助けを借りることが大切です。

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小脳梗塞からくるめまいの治療の仕方は?

脳梗塞の治療では、血栓を取り除いたり、溶かしたりして血管の詰まりを解消するとともに、投薬によって血栓をできにくくして、再発を防ぐ治療が行われます。

また、脳の機能を保護したり、悪化を防ぐ治療が行われます。

これは、小脳梗塞も例外ではありません。

めまいの治療というよりも、小脳梗塞というめまいの原因を治療するのです。

脳梗塞が発症した直後の治療として、血管内治療であるカテーテル治療、血栓を溶かす薬治療は、近年、とても発展してきており、重い後遺症を免れる人も多くなってきているようです。

発症直後の治療だけでなくリハビリも重要です。

後遺症があった場合も、リハビリで改善する可能性があるからです。

リハビリは、その症状に応じて総合的に計画されますが、小脳梗塞の場合は、体のコントロールがうまくいかなくなるので、体幹トレーニングによるバランスをとる練習や、動作の反復訓練などがあります。

症状が、めまいだけなのか、そうでないのか、詳しく調べると他の症状もあるかもしれません。

治療方法やリハビリの方法については、医師や専門家と話し合いながら進めていくことが、回復のために重要です。


突然のめまいやふらつきは、小脳梗塞の特徴的な症状です。

脳梗塞はほうっておくと悪化し、重症化する可能性があります。

脳梗塞が疑われる場合には、すぐに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

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