突発性発疹は、殆どの子供が3歳までに罹る病気と言われています。
そうなると、気になるのは保育園や幼稚園の事ですよね。
「休まないといけないの?」「どこまで症状が治まったら登園出来るの?」など、疑問は沢山ありますよね。
詳しく説明していきます。
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先ずは、突発性発疹について説明します。
突発性発疹とは、ヒトヘルペスウイルス6やヒトヘルペスウイルス7による急性ウイルス感染症です。
このウイルスは一度感染すると体に抗体が出来るので、再び感染する事はありません。
しかし、一方の抗体が出来ても、もう一方の抗体は無いという事が有り得ます。
ヒトヘルペスウイルス6に感染して突発性発疹が発症した場合、後にヒトヘルペスウイルス7に感染して突発性発疹が再度発症してしまう可能性があります。
つまり、抗体が出来ても2回罹ってしまう事があるという事です。
3回以上罹るというのは通常はありませんが、HIVに感染している・臓器移植を受けた・血液幹細胞移植を受けたなどで免疫が低下している人は、身体の中に潜んでいたウイルスが再び動き出す事があります。
かなり稀なケースですが、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
突発性発疹を発症すると、先ずは高熱が出ます。
突発性発疹による高熱の場合は元気な事が多いですが、その間はウイルスの感染力が高いので保育園や幼稚園は休ませましょう。
登園許可証の提出が必要な病気は、次の①~⑫の感染症です。
①インフルエンザ(インフルエンザ様風邪) ②百日咳 ③麻疹 ④風疹(三日はしか) ⑤流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
⑥水痘(水疱瘡) ⑦咽頭結膜熱(プール熱) ⑧結核 ⑨急性出血性結膜炎 ⑩流行性角結膜炎 ⑪溶連菌感染症 ⑫アデノウイルス感染症
なので、突発性発疹は登園許可証の提出は必要ではありませんが、提出する事が望ましいとされています。
保育園や幼稚園の先生、かかりつけのお医者さんなどに相談してみましょう。
※病院によっては、文書料として有料となる場合があります。
登園許可証は市町村によってはホームページでダウンロード出来る場合がありますが、病院でもらう場合が多いです。
また、もらうタイミングは登園しても良いと判断される時がベストなので、症状や日数で判断しましょう。
次の章で詳しく説明します。
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突発性発疹を発症すると、急に高熱が出ます。
※嘔吐・下痢・痙攣などの症状が出る事もあります。
2~4日程度で熱は下がりますが、その後に首や耳の後ろ・胸・お腹・背中などに、色の薄い小さな発疹が現れてきます。
※発疹は3日程度で消え、跡も殆どの場合残りません。
高熱が出て休ませている間に小児科を受診して突発性発疹と診断された場合、再び登園出来る様になる目安があります。
厚生労働省より発出されている『保育所における感染症対策ガイドライン』には、【解熱後1日以上経過し、全身状態が良いこと】と定められています。
突発性発疹のウイルスは熱が下がる頃には弱体化しているので、熱が下がって子供本人が元気なら、発疹が出ていても登園して良いのです。
しかし、保育園によっては独自の基準を設けている可能性があるので、突発性発疹と診断された場合は登園の基準を園に確認する事をおすすめします。
余談ですが、突発性発疹の殆どは自然治癒するものなので、高熱や発疹が出たからといって慌てない様にしてくださいね。
如何でしたか?
自分の子供は勿論、周りの子供の為にも、正しい対処をしてくださいね。
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