子供の歯ぎしりを聞くと心配になりますね。
特に、2歳児くらいで歯ぎしりをしていると、乳歯や永久歯が削れてしまわないか気になるかもしれません。
その時期の歯ぎしりは直すべきなのか、様子を見るべきなのか迷うかもしれません。
今回は、子供の成長に伴って起きる2歳児の歯ぎしりについて見ていきましょう。
ぜひ参考にしてください。
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子どもの乳歯は柔らかく、虫歯になりやすい事はよく知られています。
そのような時に子供の歯ぎしりを発見すると、どうすれば良いのか迷ってしまう事でしょう。
■心配な歯ぎしり
子供の周りの環境が変わった事が原因で、過度なストレスが子供の肩にかかったために歯ぎしりを始める場合があります。
以下のような変化があれば注意してあげたいですね。
・親がイライラしている
・弟や妹に手がかかって、相手にしてあげる事が減った
・保育園や幼稚園で問題を抱えている
・引っ越し
・家族や親しい友人・ペットの死別
など
私たち大人でも、ショックな事は子供であればより大きな影響を与えます。
出来るだけ時間を見付けてあげて一緒に過ごす事で改善するかもしれません。
■心配ない歯ぎしり
2歳ごろになると臼歯(奥歯)が生えてくる事が原因で歯ぎしりをする事が多く見られます。
この場合は、全く問題ありません。
また、上記のような心配な歯ぎしりでも時間と共に自然に治る場合が多く、親が心配し過ぎる事がかえって逆効果になる場合もあります。
子供の歯や歯茎は柔らかく、その時期では簡単に調整出来るため、歯並びは気にする必要はないでしょう。
ただ、歯ぎしりが起きる原因を知っておく事は、その後の成長過程にも必要と言えるかもしれません。
では、他にもどのような点に注意してあげられるでしょうか?
前歯をこすり合わせて歯ぎしりしている場合には、以下のような事も考えられます。
①歯茎を鍛えている
2歳の頃であれば、奥歯以外にも前歯の噛み合わせや歯茎のトレーニングなど、歯ぎしりをしている場合が多くあります。
歯ぎしりをしながら、将来の永久歯のため日々トレーニングをしているのですね。
②柔かい物ばかり食べている
子供の食事が柔らかくあまり噛み砕く必要のないものばかりであれば、歯ぎしりはその分を補っているかもしれません。
食事を見直してやや硬いもの(大き目の野菜に変えるなど)を与える事で改善される場合もあります。
③眠っている時
昼間の歯ぎしりより気を付けたいのが、眠っている時の歯ぎしりです。
無意識の状態で歯ぎしりをしている場合には、ストレスが関わっているケースがあります。
環境を見直してあげましょう。
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歯ぎしりが長く続くと、歯自体にダメージが及ばないか心配になるかもしれません。
では、歯ぎしりで歯がすり減る事はあるのでしょうか?
永久歯が出始めた頃に多くの親御さんが気が付く事ですが、生え始めは歯の先が山のようにとんがって生えていきます。
成長と共に自然と平面になっていくため歯が削られる事は心配ないかもしれません。
乳歯であってもそれほど心配は要らないでしょう。
ただ、以下のような場合には別の原因も考えられますから、注意して症状が変わらない場合には、早めに歯医者さんに相談しましょう。
・歯茎から血が出ている
歯ぎしりが原因で歯茎から出血している場合、新しく生えてくる永久歯の成長を妨げてしまう可能性があります。
歯茎がいつもと違うと気が付いたら注意して見てあげましょう。
・歯の色が変わってきた
歯ぎしりが原因である場合は少ないかもしれませんが、一度歯医者さんに相談してみましょう。
永久歯の成長に影響がある場合は早めに治療してあげたいですね。
・歯が欠けている
まれに歯ぎしりが強くて歯が欠ける場合があります。
固いものを噛んだ・こけたなど思い当たる原因が考えられない場合には歯ぎしりも疑う事が出来るます。
心配な歯ぎしりは子供の時に限らず、大人でも問題を抱える事があります。
ですが、2歳児頃の子供の口の中は成長の段階で様々な変化が起きている事を思いに留めて、あまり心配し過ぎないようにしましょう。
また、よく噛んで食べる事や姿勢を良くしてあげる事など、一見歯と関係がない要因を見直す事が、歯ぎしりを改善する事に繋がる場合もあります。
いろいろ試してみてくださいね。
お大事に!
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