目の中にゴミが見えるのは何?黒い影も動くけど病院に行った方がいい?

目安時間:約 5分

目は毎日の生活に大事な役割を果たし、異常が起きると色んな事に支障が出てしまいます。

目の症状には痛みが無くても心配いらないものと、重い病気が隠れている事があります。

どんな異常を感じた時に心配が必要なのかを調べて見ました!

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目の中にゴミが見えるけどこれは何?

ものが見える仕組みには、ものを見ると光は角膜を通り瞳孔から眼球に入り、水晶体で屈折され硝子体を通り網膜に達します。

網膜で感じら取られた光の情報が神経を通って脳に伝えられ「見える」と認識されます。

硝子体は眼球の中を満たすゲル状の透明な組織で、ガラス体とも呼ばれたんぱく質からできています。

眼球の外側を覆う強膜とともに、眼球の形を保つ役割をしています。

網膜は目の奥にある厚さ0、1〜0、4ミリほどの膜で、光を感じ、視力、色の識別に関する細胞が並んでいて、ものを見る為の重要な役割をしています。

網膜はカメラに例えると、フィルムの役割をしています。

フィルムの役割を果たしている角膜が剥がれ、硝子体の中に浮き上がってしまう状態を網膜剥離といいます。

網膜剥離の原因には、加齢、糖尿病網膜症などの一部の病気や頭部や眼球への物理的ショックがあげられます。

網膜剥離の症状には、黒い点やゴミのようなものが見える飛蚊症、目の中でピカピカ光って見える光視症があります。

他には一部が欠けて見える視野欠損、見たいものがハッキリ見えない視力低下があります。

目のそばで黒い影が動くのが見えるのは病気なの?

目の端に黒い蚊のような影が見える病気を飛蚊症といいます。

飛蚊症の症状は目の硝子体を曇らせる事が原因で、高齢になると起きやすい病気のひとつです。

硝子体は年齢を重ねる事にどろりとした濃い状態からサラサラした液体状が増えて、硝子体全体が少しずつ収縮するようになります。

硝子体が収縮すると一部目の奥にある網膜から剥がれ、剥がれた硝子体の影が網膜に映り、小さな虫や糸くず、あるいは雲のような黒っぽい模様として見えます。

飛蚊症の原因で最も多いのは後部硝子体剥離で、ストレスや疲労が多い方や、生まれつき症状が出やすい人もいるようです。

長い時間スマホ、パソコンを操作し、目を酷使する状況が多い若い人にも増えてきています。

目を酷使したために出てきた飛蚊症の症状は、目を休める事で時間とともに自然と消える事もあります。

スマホ依存症の場合は、ブルーライトカットシートやフィルターメガネを使用し、瞳の潤いを保つためにまばたきの回数が減らないよう意識します。

目を休めリフレッシュさせる事で飛蚊症の症状は緩和され、目薬を使用し遠くを見る事も改善のひとつになります。

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目にゴミが見えるときは病院に行った方がいい?

生理的飛蚊症では、硝子体が年齢とともに一部が濁り、濁った部分が網膜に映りこんで黒い点として見える事があります。

加齢に伴って起こる症状で、60歳を過ぎると約3割の方にみられます。

飛蚊症はある日突然起こり、目の前に小さな虫や糸くずのような黒っぽい影が動くように感じたら、目の検査を受ける事をおすすめします。

病気の可能性がないかを確認し、年に一度は目の検査を受け悪化していない事を確認する事が大切です。

飛蚊症には加齢にともなって起きる単純なものもあり、目を動かすと同時に小さな虫や糸くずのような黒っぽい影が動きます。

黒い影が動かないように感じたら、早めの受信が必要です。

飛蚊症による黒っぽい影が、どんどん増えるような場合は受診が必要です。

急激な視力低下や黒い点が増えて見えた場合は、網膜剥離の可能性もありますのですぐに診察を受ける事をおすすめします。

網膜剥離で行う検査には、点眼薬で瞳孔を開き眼底の様子を調べる眼底検査と、見えない部分の位置を調べる視野検査があります。

日常は両目で見ている為、視野欠損を起こしても気づかない場合があります。


目は大切な役割をしていますので、異常を感じた時は早めの受診をおすすめします。

眼科を受診する事で不安が少なくなり、これからの生活も安心できるのではないでしょうか?

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