単身赴任 子供 ストレス

仕事によっては、単身赴任をしなければならないという事もあるでしょう。

それは仕事の都合なので仕方ない事ですが、軽く考えていると子供に悪影響を及ぼすかもしれません。

詳しく見ていきましょう。

(この記事では、父親の単身赴任についてのみ言及しています。)

単身赴任は子供にどんなストレスを与えるの？

母親は夫の単身赴任に直ぐに対応出来る場合が多いですが、子供はそういう訳にはいきません。

いつも一緒に過ごしていた父親が突然居なくなるという環境の変化は、子供にとって大きなストレスになり得る出来事です。

母親が何のストレスも感じていないと、子供がストレスを感じていても直ぐに気付いてあげられないかもしれません。

だからこそ、子供の変化に気を配る様にしてあげてください。

この場合のストレスは、不眠という形で表面化する事が多いと言われています。

特に、父親が寝かし付けをしていた場合は顕著に表れるそうです。

そんな時は、父親と同じ様に寝かし付けてあげましょう。

寝る前に絵本を読んであげていたのなら絵本を読んであげて、寝るまで寄り添ってあげていたのなら寄り添ってあげましょう。

出来るだけ、父親が単身赴任する前と同じ環境にしてあげましょう。

だからといって、父親の存在を希薄にはしないでください。

「お父さんが帰ってきたら、一緒にやろうね。」「今度お父さんにも教えてあげてね。」など、父親の存在を意識させる事も重要です。

単身赴任は子供が小さいときはやめておいた方がいい理由は？

大きな理由は下記の２つです。

●親子関係の希薄化

これが１番大きいでしょう。

先程書いた様なサポートをしてあげないと、子供は会う機会が少ない父親に上手く話しかけられないという事があります。

それが単に恥ずかしいという感情であれば問題は少ないかもしれませんが、恥ずかしいという気持ちが発展していくと大問題です。

場合によっては、接し方が分からない・会いたくないなどの負の感情が生まれてしまう事も考えられるからです。

残念ながら、嫌われるという可能性まであります。

また、父親も子供とどう接したら良いのかが徐々に分からなくなっていくという事もあります。

その結果、お互いが心の距離を縮められなくなってしまうのです。

●小児鬱

患者数が爆発的に増加していると言われている鬱病ですが、ストレスを抱えた大人だけの病気だと思っていませんか？

実は、小児鬱というものがあるのです。

小児鬱の主な症状を下記の通りです。

・物事に興味を持たない

・直ぐ一人になろうとする

・暴力的になる

・自殺を考える様になる

・無表情になる

鬱病だという事を子供自身が認識する事は少なく、誰にも気付かれないまま症状が悪化していく事も多いのだそうです。

小児鬱の原因の１つに、親の不在が挙げられています。

父親が殆ど家に居ないという状況が、子供の精神を不安定にさせてしまうのだそうです。

単身赴任は中学生にどんな影響を与えるの？

上記の例は、幼稚園児や小学生までの幼い子供に多いです。

では、中学生の子供にはどの様な影響があるのでしょうか？

子供が中学生くらいの年齢の時の父親の不在は、反抗的になる要因の１つと言われています。

同じ内容の説教でも、父親がするのと母親がするのでは影響力が違うのでしょう。

父親の性格や家庭内の立場にもよるので一概には言えませんが、やはり父親には威厳があるものです。

その威厳で、子供の反抗的な態度を抑制しているという訳です。

しっかり叱ってくれる存在が居ないと、他人に迷惑をかける様な子供になってしまうかもしれません。

思春期の子供は、ただでさえ繊細で難しい年頃です。

悪い方向に進まない様に、コミュニケーション不足には注意しましょう。

スカイプや電話で会話をしたり、SNSやメールで近況報告をしたり、少しの事ですが大切なコミュニケーションになります。

時には、祖父母を頼ったり父親に会いに行ったりするのも、良い影響を与える行為です。

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如何でしたか？

離れて過ごしていても家族は家族だと、子供に上手く伝えてあげましょう。