腕が痛くて肘から下にかけて外側の場合と内側の場合で病気かどうかわかるの?

目安時間:約 6分

仕事をしていて、もしくはお子さんがいる家庭では頻繁に抱っこしていて、腕が痛くなった経験、よくありますよね^^;

特に肘や肘から下にかけて痛くなるとき、何かのケガか病気か、気になって心配になりますよね(T_T)

仕事や家庭での出来事は日常的なことなので、なんで痛いんだろう?と疑問に思う方もたくさんいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、肘から下にかけて腕が痛いときのことについて詳しくみていきましょう。

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腕が痛い、特に肘から下の場合は?

腕が痛い、その症状はさまざまで、筋肉痛だったりだるさだったり、しびれや腕が上がらないなど人によって違います。

それぞれの症状によって原因もさまざまですが、腕が痛いと感じたとき、まずはじめに疑うべきところは、「腕自体が痛いのか」「腕より上の肩や首が痛くて腕にも負担がかかっているのか」なんです。

前者の場合は、よく腕を観察することから始めましょう。

腕の筋肉がいつもと違って硬くなっていないか、腫れていないか、熱をもっていないかなどをチェックしてみてください。

後者の場合は、腕がしびれていたりいつもと違う感覚で筋肉の使い方もいつもと違うと感じることが多いようです。

まずはじっくり腕の状態を把握しましょう。

さて、腕の痛みにはさまざまなものがありますが、肘から下が痛い場合はどういった状態なのでしょうか?

実は、肘から下で外側が痛いときと内側が痛いときとで、症状や原因が少し違うんです。

腕が痛い、肘から下で外側の場合は?

まず、肘から下で外側が痛い場合、それは「テニス肘」であることが考えられます。

テニス肘ってなに?

テニスなんてしたことないけど・・・。

と違和感を覚えますよね^^;

結論から言うと、上腕骨外側上顆炎、いわゆる腱鞘炎なんです。

上腕骨と前腕骨の二つの骨でつながっているのが肘の関節ですが、この上腕骨の外側の上腕骨外側上顆という部分から指にむかって筋肉や腱がいくつも存在しています。

その筋肉や腱に日常的に負荷をかけているとそれらが傷み炎症を起こすことで痛みが発生するんです。

例えば、雑巾を絞るとき、右手でドライバーやドアノブを時計回りに回すときなど、手のひらの反対側や後ろにそらすことで痛みが出てくるんですね。

何故テニス肘と言われるようになったかというと、テニス経験者に多く、テニスが肘に負担をかけていることがわかっていることから、呼称として「テニス肘」と言われているそうです。

テニス経験者に多数いるだけでなく、ビジネスマンやOL、主婦の肩にも多く、例えばビジネスマンやOLはパソコンを常に使用して仕事をすることで、肘や手首に負担をかけ、テニス肘を生じていること、主婦は手提げかばんをよく持っていることが要因であると考えられているんです。

ちなみに、テニス肘というくらいだから肘に負担をかけなければいい・・・というわけでもありません。

先述しましたが、肘から指にかけては多数の筋肉や腱が存在しています。

そのため、手首が上を向いた状態や手首をまげて作業することが多い方は、手首へ負担をかけることで筋肉や腱にも異常をきたし、テニス肘へと発展していることが考えられているんですね。

したがって、肘の姿勢や負荷に対して気を付けるだけでなく、手首に対しても注意が必要ということになります。

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腕が痛い、肘から下で内側の場合は?

次に、肘から下で内側が痛い場合を説明いたします。

それは、上腕骨内側上顆炎、こちらも腱鞘炎ですが、テニス肘に対して、「ゴルフ肘」と言われています。

こちらもテニス肘同様、ゴルフをしていた方に多く見られる症状のため、この呼称となりましたが、手のひらを内側に曲げたり何か強く握ったりすることで痛みが出ることが特徴です。

内側のときと同様、雑巾を絞るときやドアノブを回すときにも痛みは生じます。

痛くなる要因も、テニス肘と同じように筋肉や腱に負担をかけることで炎症を起こしていることが考えられており、肘だけでなく手首への負荷もゴルフ肘につながるとされています。


肘より下で外側が痛いとき、内側が痛いときで名前は違いましたが、仕組みや痛くなる動作はほとんど同じです。

必要以上の力や負荷を肘や手首に加えてしまうことでこれらの症状が表れます。

痛みを緩和するためにも、そして予防するためにも、肘と手首のストレッチが大切となります。

方法は簡単。

前にならえをして、手のひらを前にむけ、そのまま指先を下におろします。

それを何回か繰り返したあと、片方の手で指先を押したり引いたりして反らせます。

テニス肘、もしくはゴルフ肘でお悩みの方はお試しください^^

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